「returns」6/14放送

東京サンシャインボーイズ『returns』さよならシアタートップスStage&Document
1983年、日本大学芸術学部に在籍していた三谷幸喜を中心に旗揚げし、『最もチケットのとれない劇団』として一世を風靡した伝説の劇団「東京サンシャインボーイズ」が15年ぶりに“復活”!
12人の優しい日本人」「ラヂオの時間」「彦馬がゆく」等名作を次々と生み出し、1994年「東京サンシャインボーイズの『罠』」を最後に30年間の充電期間に突入、2024年「老境サンシャインボーイズ『リア玉』」での復活を宣言していた東京サンシャインボーイズ。劇団にとってのホームグラウンドであり、復活公演を上演する予定であった劇場・シアタートップスが、2009年3月末に閉館することをうけ、彼らがその最終公演を行うことが決定した。演目は、三谷幸喜書き下ろしの新作「returns」。西村雅彦、相島一之ら当時のメンバーが集結し、思い出の劇場で期間限定の復活を遂げる。
たった150人の客席で12日間しか観ることができなかったステージを、WOWOWが特別収録。その全貌を、東京サンシャインボーイズ復活までのドキュメントとあわせて放送する。
日本演劇史に名を刻むであろう“伝説”のステージ、演劇ファンも、そうでない人も、これだけは絶対に見逃せない!

3月のTOPS閉館に伴い期間限定で行われた東京サンシャインボーイズの復活公演「returns」。WOWOWで6/14(日)午後4時から放送です。放送時間は2時間。舞台本編は1時間20分強だったので、30分ぐらいドキュメンタリに割いてくださるという感じなのかな。千秋楽に顔を出したという善さん見たいけど、録ってないかなあ。
WOWOWのプログラムに、スペシャルインタビューとして三谷さん、西村雅彦さん、小林隆さん、相島一之さん、宮地雅子さんのコメントがあります。

シアタートップスは僕らの出世作とも言われている「12人の優しい日本人」が生まれたところで、劇団時代の僕らを育ててくれた劇場ではあるんですが、僕自身は過去に思い入れがないので閉館を聞いても「へえ・・・」くらいだったんです。でも相島一之が電話をかけてきて熱く「三谷、なんかやろうよ!」って。そこで「やるよ」と言ったのが運のつき。だけどやるからには恥ずかしくないものを作りたいから手は抜けなかった。僕の中ではあくまで”文化祭”的なものではなく、かなり真剣勝負でした。上演していた1週間ちょっとの間は宝物のような時間を毎日過ごさせてもらいましたね。多分、このメンバーでトップスのお別れイベントの一環として上演する作品としては、ベストに近いものが出来たと思います。

  • 西村雅彦

30年の充電とはいえ、もう集まることはないと思っていたので、上演中は不思議な空間に自分がいるような感覚でした。相島が俺なんかにも熱く語ってくれたわけですよ、「やろうよ!」って。それに応えなければって気持ちにさせられましたね。三谷を始め、他の面々も才能のある奴らばかりで、そういう人たちと一緒にいられて、こんな幸せなことはないです。

  • 宮地雅子

今回の話を聞いたときは、またみんなとやれるんだーってすっごいうれしかった。休団と言っていたけど、普通に考えれば解散ってことだったので。だけどこういう機会を与えてもらって。私のセリフで「一気にあの頃が蘇ってきてね」っていうのがあるんですが、まさにそういう感じ。サンシャインボーイズは私にとって第二の故郷、そして第二の青春です。

15年ぶりに稽古場に入ったときは、すごく懐かしかった。いい意味で魅力は変わらずに、大人になって丸くなったって感じもしました。みんなそれぞれ、がんばっているからね。限定の復活ではあるけれど、こんな機会を持てる役者はそういないだろうし、幸せなことだと純粋に思った。15年後の復活公演は、もし誰も声をかけなければ俺がみんなに声をかけます!

今回、この舞台をやれて本当に良かった。感無量です!実際やってみての感想は言葉にすると「楽しい」とか「幸せ」とかしか出てこないかも。三谷にも他の劇団員にも感謝です。サンシャインボーイズは僕にとってとても大事なもので"勲章"かな。15年後の「老境サンシャインボーイズ」も僕自身楽しみですし、お客さんにも楽しみにしていてほしいですね。