やっぱり一番有名なのはこれかしら。
- 作者: 阿刀田高
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1984/02
- メディア: 文庫
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パンフで野田さんが「古代から成立しているのに宗教化しなかった殆ど唯一の神話」と仰っていて、「大好き、リスペクトできる」と言われてたのがなんか嬉しかったなー。ほんとギリシア神話は面白い!物語のエキスがこれでもかこれでもかとつまってると言っても過言ではないっす。恋愛、情愛、嫉妬、恐怖、冒険、禁忌、殺人までなんでもござれ。そして誰ひとりとして説教くさいことをいうやつがいない!何しろゼウスにしてからがヘラの目を盗んでストーカーまがいのことをやりたい放題ですもの(動物に変身して警戒心を解くのがやつの手口だ!)ちなみに「キャラクター」に出てくるアルゴスというのは、神話ではゼウスの浮気相手イオが化けた(というか、化けさせられた)(そのうえ妻の手にそれを渡すとかヒドス)白い牝牛を、ヘラの言いつけで見張っている巨人のことなのだすね。
舞台で興味を持たれた方、もしくはこれからという方は予習もかねてどうですか(笑)
ちなみに私が子供の頃、枕元に置いて何度も何度も読み返し、カバーが破れ、むき出しになり、そのむき出しの文庫本に手垢がつくほど読み倒したのはこちら。たぶんまだ、あの本実家にあるよな(笑)
- 作者: 山室静
- 出版社/メーカー: 社会思想社
- 発売日: 1962/07
- メディア: 文庫
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