ギリシア神話といえば

やっぱり一番有名なのはこれかしら。

ギリシア神話を知っていますか (新潮文庫)

ギリシア神話を知っていますか (新潮文庫)

「キャラクター」「ファウスト」と奇しくもギリシア神話の固有名詞がばんばん飛び交う芝居を連続で見たので、すっかり里心(ギリシア神話心)がついてしまっております。
パンフで野田さんが「古代から成立しているのに宗教化しなかった殆ど唯一の神話」と仰っていて、「大好き、リスペクトできる」と言われてたのがなんか嬉しかったなー。ほんとギリシア神話は面白い!物語のエキスがこれでもかこれでもかとつまってると言っても過言ではないっす。恋愛、情愛、嫉妬、恐怖、冒険、禁忌、殺人までなんでもござれ。そして誰ひとりとして説教くさいことをいうやつがいない!何しろゼウスにしてからがヘラの目を盗んでストーカーまがいのことをやりたい放題ですもの(動物に変身して警戒心を解くのがやつの手口だ!)ちなみに「キャラクター」に出てくるアルゴスというのは、神話ではゼウスの浮気相手イオが化けた(というか、化けさせられた)(そのうえ妻の手にそれを渡すとかヒドス)白い牝牛を、ヘラの言いつけで見張っている巨人のことなのだすね。
舞台で興味を持たれた方、もしくはこれからという方は予習もかねてどうですか(笑)
ちなみに私が子供の頃、枕元に置いて何度も何度も読み返し、カバーが破れ、むき出しになり、そのむき出しの文庫本に手垢がつくほど読み倒したのはこちら。たぶんまだ、あの本実家にあるよな(笑)
ギリシャ神話―付・北欧神話 (現代教養文庫)

ギリシャ神話―付・北欧神話 (現代教養文庫)