「キル」   NODA MAP

NODA MAP旗揚げの再演ですが、生は初めて。何でも、堤さんの体が動くうちに、また野田さんが子供役できるうちに、ということで今回の再演になったそうです。前回、シルクで凄い力を見せてくれた羽野晶紀ちゃんの代わりは深津絵里ちゃん。

でね・・・・まあ堤・深津とメジャーが二人も出てるからしょうがないんかもしれないけど、客の質が悪い!!野田さんの掛詞で笑うな!「着ることは生きることだ」なんてセリフで笑われたら芝居めちゃめちゃやないか。決めゼリフやで。でまた私の後ろの客がべらべら喋るんだ〜。うるさーーーーい!!!ああぁぁ・・・なんかす−ごく哀しくなってしまった。私の大事な部屋に土足で入られたみたいでさぁ。これがほんとに野田さんの望んでいたことなのか?アタシャ違うと思うぞ。

まあでもさすがに幕間の後はものすごいテンションで有無を言わせず引っ張ってくれてましたけどね。役者さんの方は、まあみんな上手かったですけど(深っちゃんもね)前回、結髪を演じて切なさ全開いっけいさんに代わって、花形役者古田新太さんが結髪だったんですけど、上手い。そして面白い。さすがだわ〜古田さん!後は鷲尾真知子さんの上手さにほとほと感心いたしました。舞台は布を多用していて、ビデオで見た時より数段美しかったです。イイ舞台だと思った。ほんとに。だからこそすごく口惜しかった。

これも97年デスカ・・・。いやホントに凄いな。感想でも書いてますけど客がうるさくてうるさくてビックリしましたね、もう。テレビに出る人が舞台に来るってこういうことなんだ、と初めて思った作品。「キル」自体は大好きですけれども。あ、堤さんも深津さんも大好きですよ!