「イッセー尾形の都市生活カタログ」

  • ザ・フェニックスホール   2階CC列10番

友人が好きなのでチケットとってもらいました。以前に一回見たのは「傑作選」だったんだけど、今回のは新作。田舎で車が動かなくなった携帯電話の男や、夢見る看護婦、やたら語りが入る美術館の警備員など、相変わらず「いそうでいない、いなさそうでいる」人物のオンパレードで、すごく面白かった。傑作選の時より面白かったと思う・・・。

舞台上から全く引っ込まずにメイク・衣装替えをするのは変わらず。着替えたりしてる途中で、その格好のおかしさにお客さんが思わず笑ってしまったりするんだけど、イッセーさんは舞台中央にでて芝居に「入る」まで素のままで、凄いよなぁ、と感心してしまった。

今回の作品の中でいっちばん受けたのは最後にやったバンドのシンガー!いっつも歌作品あるらしいんだけど、私は見たの初めてで笑った笑った。「246」の歌がもー・・・・今思い出しても笑えてくるよ。でまたこの劇場(フェニックスホール)が、舞台の壁がガラス張りで、お芝居の最中は幕を降ろして使ってたんだけど、このバンドのシンガー編の最後で、歌を歌ってる最中に幕があがってきて・・・新地の夜景をバックに唄うイッセー尾形、結構笑えました。終演後も、著者本のサインをロビーでやってくれたりして、お芝居の観客を大事にしてるなぁという感じ。好感もてました。