「おやすみの前に」

  • シアタードラマシティ  5列34番
  • 作 福島三郎  演出 宮田慶子

前評判では「話自体は読めてしまうがとにかく蔵之介最高!」という声が多かったんですが、うん、まさにその通り!っつーか(笑)付け加えるところなし!って感じでしょうか。

うたい文句にあるようにまさに「魔女が恋をしてしまったら」な話なんですが。前半はとにかく蔵之介の千変万化が楽しめました。ピス時代を思わせる「殿キャラ」な蔵之介やら関西弁の「ええしのボン」な蔵之介やら。個人的には「もーイキナリ『武富士レッツゴー!』みたいになってんでぇ〜」とアクション付きで再現して下さった姿だけでもチケ代の価値あり!と言い切ってしまいます、ええ。

後半、特にラスト近くが個人的には結構だれるなぁ、と思ったんですが、まあそれも良し、と思えるのはやっぱり蔵之介を始めとするキャストの魅力かな、と。川原亜矢子さん、最初の可愛いアカリさんのときはうーん芝居臭いなぁ、と思うところもあったんですが、本性現したあたりは結構ドスきいてていい感じでした。それになんといってもあのスタイルと立ち姿にはそれだけで見る価値ある、と思わせるものが。宮本信子さんもおっとり可愛い魔女意外にはまっていたなぁと。鍋つかみのシーンすごくかわいかった。宮地さんはさすがの安定感だし、やはり、キャストの力というのは偉大だぁと思いました。