「Naked boys singing!」

  • thater four

折角だからオフでも何か見たい、やっぱりNYでなきゃ見れないものが良いよなあ〜と色々さがしているうちに見つけたのがこれ。8人の男がオリジナルソングを真っ裸で踊り歌うミュージカル。素敵だ。なんて馬鹿馬鹿しい。これぞ私の求めているものだ!(ホントかよ)

しかしアレである、見てみたらそんなにすっごいお馬鹿ミュージカルというわけでもなかった。歌の内容はほぼ99%聞き取れていないので実際ワケわからないままではあるんですが、裸であるからこそ出てくるものもあるんだなあというか。だいたい、裸なんてものすごい飛び道具である。古田新太氏の愛娘アロエちゃんの名言「お父さん、そりゃ、お尻は笑うよ」を例に取るまでもなく、まっぱになればそれなりのリアクションが取れるものである。でもこのミュージカル、青い月の光の中モノローグらしき美しいメロディで朗々と歌い・・・ながら脱ぐ。普通に脱ぐ。全部脱ぐ。でも客は「そういうものだ」と知ってるからノーリアクション!クスリともきゃあとも言わない。じーっと見てるんです。真っ裸で美しいメロディを歌う男を。シュールだ!!

でも不思議なことに慣れるんですね、人間。真っ裸であるという状況になんの違和感も抱かなくなってくるんですよ。おそろしい。でもって最後ちょっと感動してしまったりしたんですよ。歌の内容がわかるともっともっとおかしいし、もっと深いものが見えてくるような気もしますので英語力に自信のある方は是非。そうでなくても楽しめます。客席はほぼ90%女性客。トップスぐらいの小さい劇場でした。最後には出演者と写真も撮れるんだよ!バスローブ付きだけどね!(笑)