チラシにまつわるエトセトラ

先週?先々週?東京に観劇遠征に行っていたわけだけど、毎回スズナリとかに行くと大量のチラシをもらうわけで、いやー東京で芝居を観る人は毎回毎回この大量のチラシどうしてるんだろうか、とか思ってしまいます。だってすごい量だもんね・・・ちょっとした雑誌ぐらいありますよね。
芝居を見始めた最初の頃はもらったチラシを全部置いてたんだけど、それも大阪だからこそできた技だよなあと思う。2年ぐらいでやめましたけど(笑)今は自分の行く公演、行きたい公演、行くかもしれない公演、行かないだろうけどチラシが素敵な公演だけをよりわけてあとは捨てちゃってます。
世田パブだったかな?要らないチラシ捨て箱、みたいなのもあったけど、じっくりより分けたいので利用したことはないなあ。

いつも思うんだけど、あのチラシ束入場時にくれるけどあの分厚い束をもらってスズナリや駅前劇場の狭い客席で腰を落ち着けるのはなかなか難しい。よく劇中バサバサっ!とあれを落としている音を聞きます。むべなるかな。あの束を退場時にもらうわけにはいかないものだろうか?でもまあ開演前にチラシの束を見たいというひともいるだろうから、行きでも帰りでもイイよ、ってな具合だと嬉しいのだけど。一番無駄にならないのはアンケートとお知らせ関係だけ配って、あとは「ご自由にお持ち帰り下さい」のパターンなんでしょうけど、それはスペースがないと難しいもんね。
袋にいれてくれてたり輪ゴムでとめてくれたり、ってのもなかなか嬉しいサービスなのですけどね。

あと、これは他の地方から遠征に出かける身だからこそ思うのですが、実はもっとも手に入りにくいのが「自分が観た公演のチラシ」だったりするんです。東京に住んでないから前もって大量に配られている(であろう)チラシは手に入らず、そして当日大量のチラシ束をもらってもその中には「自分が今から観る公演」のチラシは入っていないんですよ!先日も「砂の上の植物群」とかチラシをもってなかったんだけど、ロビーに本チラシが積んであってどんな嬉しかったことか!猫☆魂も当然チラシは持ってなくて、退場時に「すいませんこの公演のチラシありませんか」と受付の人に聞いて引き出しの中から出してもらったのです。過去に何度もそういうことがありました・・・(遠い目)。ナミギンの「バカの王様」を観たときは「今手元にチラシないんですよ」と断られ、あまりに落胆していたのを哀れんでか劇場の案内ボードに貼っていたやつを「もう千秋楽だからこれどうぞ」と頂いたり。紀伊国屋ホールで芝居を観るわけでもないのにホールに無理矢理入れてもらい置きチラシをゲットしたことも。

というのも私は今まで自分が観た芝居のチラシと半券を全部ファイリングしているので、チラシゲットに躍起になってしまうんですネ。でも私ほど極端でないにしても、自分が観た公演が好きであればあるほど、気に入れば入るほど「その公演のチラシ」が欲しいのは人情だと思うです。だってそれぐらいしかさ、取っておけるものがないじゃないですか。チラシと半券と記憶しかこちらの手元に残るモノはないわけで、だからこそ芝居におけるチラシの意味って宣伝以上のものがあると思うわけで。
というわけでどうか演劇関係者&制作者のみなさま、当日配るチラシの中にも差し挟めとは言いません、あまったチラシをテーブルの片隅に置いていただくだけでいいんです!置いてあるのをもらうのと、わざわざ尋ねて出して頂くのとではハードルの高さがまったく違います。どうかどうかチラシマニアに愛の手をさしのべて下さいませ!