そういう文化

今月のJAPAN(ユニコーンのインタビュー面白かった−)のメロン牧場で卓球が「静岡はツッコミ文化がない」と言っていて*1、その発言にああああ!わかるうううう!と膝を打った。一部抜粋。

山「そこは確かに何年やっても独特の居心地悪さがあるわ。つっこんで喜ばれないっていうか」
卓「そうそう、ロッキングオンってけっこうツッコミ文化っていうかさ。日本のミュージシャンに初めてつっこんだっていうあれでしょ(笑)」
山「そう!」
瀧「もうつっこみでしょ、途中のレビューっていうか、音楽とはみたいなのさ、あれつっこみだもんね、自分なりのね」
卓「だからロッキングオンからすると他の雑誌とか、なんでおまえらつっこまねえの?みたいなとこでここまできたじゃん。つっこみで急成長っていうさ(笑)」
山「アーティストが作ったもんにどうつっこむかっていう(笑)」
卓「逆に本質見逃しちゃってな、そこで(笑)つっこみばっか考えてて」
一同「(笑)」
山「確かに、それは言える」

山っつーのは司会の山崎洋一郎さんなわけですけど、いやこれ結構ロキノンの真実をついているよね。そしてこのあとに続く「(ロキノンの)新入社員はつっこみの手加減がわかんなくて空回りしがち」って話もすごく面白かった。

しかしそれはそれとして、現在つっこみの国大阪からここ静岡で暮らしている私としては、そうや言われてみれば確かに静岡ってツッコミ文化ないかも!と深く感じ入った次第。あのーたとえば毎年恒例の青葉通りや清水駅前のイルミネーションね。これまだましな方だけど、でも清水とか・・・だれか突っ込まなかったのか、「これ・・・どうかな?」みたいなことを。いやーこれないわー的ななにかを。

これとか、今年のシンボルロードを飾ってるんですけど、この「頑張って桜を表現してみました」!感。これを筆頭に春夏秋冬をイルミネーションで表現した極彩色の光がふんだんすぎるほどに取り入れられていて、なんていうんでしょう、まさにトゥーマッチ。卓球の言うところの「ボケにボケを重ねる感じ」。

それ以外にも日常で「ああ、うん、確かに」と思うところが多かった、この「つっこみ文化のあるなし」の話。
つーかいつも素敵に微妙なMCで場を和ませたり戸惑わせたりしているスピッツ三輪テツヤさまのあのトークも、確かにつっこみ不在のトークだよなあなどと思ってみたりして。

*1:言うまでもなく卓球は静岡出身。「うちらの概念ではつっこみとか気持ち悪い」。