買ったもの

文藝 2009年 05月号 [雑誌]

文藝 2009年 05月号 [雑誌]

文藝、特集穂村弘。ずいぶん前に姉から「出てる」と教えてもらっていたのだがようやく買った。谷川俊太郎さんとの対談は読み応えある。そこだけで1冊の本に匹敵するぐらいの集中力を要したような(笑)「世界を凍りつかせる一言」をめぐる二人の意見、「言葉」というものへのメタ思考の数々、面白かったです。
この中でもふれていたが、私が穂村さんを知ったのは高橋源一郎さんがきっかけでした。3億部売れてもいいって書いてた、そういえば。「歌集をわざわざ取り寄せて買う人はいない」って書いてらっしゃるけど、取り寄せて買いましたよ!忘れもしない心斎橋のアセンスでしたよ。その前に某有名書店にいったけどけんもほろろに「取り扱ってません」って言われたですよ。皆さん、アセンスは良い本屋です。
いいといえば、河出書房新社はいい出版社ですよね。指輪映画ブームの時に、猫も杓子も指輪関連本を出していたが、河出の出していた本はひと味もふた味も違って(文献としても)読み応えあった記憶があります。文藝の人選も、いつもいいとこついてる。

整形前夜

整形前夜

で、その文藝で「近刊」として紹介されていたのであわせて買った。いやー見逃していたなーと思ったけど最近出たばっかりなのね。またも秀逸すぎるタイトル。
「来たれ好敵手」のなかで、穂村さんが江戸川乱歩の「人間豹」の台詞をもじってつくった歌が一首のっているのだが、それがあまりにとあるバンドの、私の大好きな歌の一節を思い出させてはっとした。
穂村さんの歌はこれ。

こんなめにきみをあわせる人間は、ぼくのほかにはありはしないよ

女性にとりわけ好評だったというこの歌、スピッツファンのかたはぴんときたんじゃないでしょうか。

君を不幸にできるのは 宇宙でただひとりだけ/スピッツ「8823」

ライブでここ聴くたび、うわああああああ!!!ってなる。血が騒ぐっつか。
DVDはまだですかー(ひとりごと)

短歌パラダイス―歌合二十四番勝負 (岩波新書)

短歌パラダイス―歌合二十四番勝負 (岩波新書)

穂村さんの著作ではないので、リストのなかにはなかったんですけどこれは個人的におすすめ。現代歌人による「歌合わせ」のルポなんですが、「詠む」だけでなく「読む」楽しさも味わえます。
穂村さん曰く、短歌は「読む」ほうが難しいらしいですよ。

昇れる太陽(初回限定盤)(DVD付)

昇れる太陽(初回限定盤)(DVD付)

本日発売日。このジャケット・・・いや、もう何も言いますまい。タワレコのポスターの方をジャケットにして欲しかったとか言いますまい。しかし、一巡しただけですがいい、いいです。いくつもの先行シングル収録でありながら非シングル曲のあまりといえばあまりの宮本節。「おかみさん」とか、すごすぎる。このアウトロはライブで聴いたらかっこよかろうなあ。CMで使われている「ハナウタ」も好き。
いつも思うけど、宮本はほんとうにうたがうまい、ということを、たとえばカラオケでエレカシの歌を歌おうとすると途端に実感するわけですが、私がCDを買ったりライブに行ったりするアーティストのなかではダントツの「カラオケ歌えなさ」加減です。「今宵の月のように」みたいな超メジャーですら。
5月からツアーっすね!私は6/2のZEPP名古屋に行くゼ!けっこうよさげな整理番号だぜ!楽しみだぜ!

The World’s Edge(初回生産限定盤)(DVD付)

The World’s Edge(初回生産限定盤)(DVD付)

同じく今日発売日。一回イベント(ロックロック)で観ただけなんですが、ボーカルの声と佇まいがツボなんすよね〜。「君の好きな歌」いい。「世界の果て」も「曇天」もかっこいい。
タワレコで買ったらタオルもらったんですが、なんかクローズ2のなんかの応募はがき、みたいなのももらってなんで?と思ったら劇中歌に使われてるってそれはわかるんですけど「出演」って書いてあってええ!出演!?RIZEのあっくんだけじゃなくて?なにそのミュージシャン率!とか思いました。どんな役で出てるんでしょう。ちょっと気になります。