先週めでたくもちゅうぐらいなりおらがはる、というわけで生誕祭など迎えてみたわけですが(未來くんとお誕生日一緒なのだ、うれしすな)、例の「自分へのご褒美」ということで「その日はとにかく欲しい本何でも買っていい、ただし制限時間30分」というマイルールの下に一気に購入した本を今日から明日にかけて一切の家事や雑事を放棄してただひたすら読みまくる、という自堕落ここに極めたり的な自分イベントを発動することに勝手にしました。というわけで読み終わったやつからひとこと感想書いていきます。
- 作者: 宮田珠己
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 文庫
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ちなみに宮田氏の著書で私のお気に入りなのはこれ。
- 作者: 宮田珠己
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2004/06
- メディア: 単行本
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- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/08/07
- メディア: 単行本
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しかしこれは最初本屋で見つけたときに帯の文句をみて「ヤバイ」と思ったのだ。そう思って一度はやり過ごしたのだが、前述の「30分一本勝負」のときにもうイキオイで買ってしまった。読んだ。結果、予感的中だった(笑)まあグゲゲゲとなったのは表題作になっている一本だけなのでいいっちゃいいんですけど(でも表題作が一番長い)、読みながらキングが出てくるかもと思って我慢して最後まで読んだがこの篇にはキングは出てこないし、いやサルくんも好きだけどね。
というわけで以下小説のネタバレなので畳みます
研修生、強制退去という文字を見たときから予感はしてたし、小説だから!ノンフィクションだから!ということで目くじら立てんなよという気もしつつ、しかし、しかし、作家としてどうなんだ!もうちょっとちゃんと調べるとか、誰かに意見聴くとかしなかったんか!編集も!これ正直大嘘だらけすぎて最後爆笑したあまりのことに。○○になったらすべて解決て・・・ファンタジーよりもファンタジー。それぐらいちょっと専門家に話聴けばわかるだろうに。
その他にもツッコミどころは満載なんですけどそれはまあ、物語を盛り上げるための優しい嘘ってことでいいですけど、最後はなあ!
まー現実に即していて面白くない小説よりもあり得ない話でも面白い小説の方がいいにきまっているので、これはまあ個人的な事情というやつなのでしょう。しかしそれにしてもなあ!かの高村薫さんが似たような題材を書いたときも「むむむ?」って感じではあったけどやっぱり全然コレに較べればマシだった。
いいやまあ、キングさえカッコよけりゃ、ってそういう姿勢がいかんのじゃないか、一番(笑)