というわけで長すぎるネタバレ感想の続きです…!勇気のある方は唱えよ友、そして入れ!(誰だ)
- ラダガストの囮作戦は成功していたのかどうかイマイチ確信が持てないですが、ウサギの橇がかわいかったのでヨシとします。そしてガンダルフのラーン!がこれでもかと聞けたw
- 裂け谷へ通じる入り口で「こっちじゃ馬鹿者」的なことを言うけど、トゥックの馬鹿者!とか、あのカザド=ドゥムでのFly,You Fools!まで思い出してキュンとしたよね
- そしてあの角笛の音!エルフきた!エルフがきたよおおおお(子供か)
- 裂け谷で帰還してくるエルロンドたちがドワーフを囲むとこ、TTTでもそういえばローハンにぐるっと囲まれたなーと思い出していたら、グローインの口ぶりがそんときのギムリに似てる感じがしてぎゃー親子!とか喜んでしまいましたねワタシは
- つーかこの時の甲冑姿のエルロンド様の格好良さですよ!あの馬から下りるときにマントの裾を跳ね上げるとことか好きすぎる!なんかエルロンド様LotRのときより若返ってませんか!?いや時系列的には若いけど中の人はそうではないわけですし!敵意むき出しのトーリンにわざわざエルフ語で話すあたりの遠回しな感じも思い出のアルバムです
- そしてこの短い登場シーンで実に三度のお召し替えをなさるエルロンド様なのであった。ガンダルフと楽しげに喋るエルロンド様の笑顔ソーキュート…(ぽわわわ)
- ドワーフばっかりずーっと見た後だからかほんとエルフの浮世離れした壮麗な感じが際立つというか、浮いて見えますよね。LotRではまったくそういうことを思わなかったので不思議な感じだ
- 野菜も食べてみなさい、と優しく諭すドーリいいひと。でも揚げたポテトは?とそれを拒否するオーリ。オインは補聴器に詰め物してるし!スティングを「ペーパーナイフかと」とか言っちゃうバーリンはお茶目だし!つーかビルボとバーリンはこの時点でもうけっこう仲良しな感じなんでしょうか。だったらいいなー
- エルロンドに地図を見せることを最初拒否するトーリンに「その頑迷さはそなたの命取りになるぞ」というガンダルフ
- あの地図を見る場所は普段なんなんでしょうか…月光文字専用?
- スポイラーで、裂け谷でナルシルを見るビルボの映像があったんですけど、SEE行きですかね!しかし懐かしいねこういう、SEEを心待ちにする感じ!
- そして「中つ国の守護者はそなただけではない」からの白の会議ブッコミキターーー!
- ケイト・ブランシェットのガラドリエル様はもうガラドリエルが服着て歩いてるってぐらいガラドリエル。何言ってるの私。いやもうとにかく美しすぎのはまりすぎ。そしてリー様も、ご健在でなによりです(ほろり)
- ここでガラ様が(今…あなたの心に…直接呼びかけて…います…)をやってらっさいましたね。つーか二人とも、サルマンの話を聴きなはれ!
- それはそれとしてここにネンヤ・ヴィルヤ・ナルヤの3つの指輪が揃ったじゃないのー!と興奮したファンは少なくあるまい…ここにガラドリエルを登場させたPJにでかしたと言いたい
- この映画で唯一のロマンスっぽい映像とむりやりとらえられなくもないシーンがガンダルフとガラドリエルだっていうんだからほんとやってくれるよなあ(いい意味で)
- ドワーフたちを取り逃がした報告を受けるアゾグがいる場所…風見が丘やないかーい!ほんとこういうサービスが嬉しいところだよ!地理的にも決して間違ってないですしおすし!
- それにしても石の巨人をあんながっつりやるとは思いませんでした…w
- これいろんな人に指摘されてるけど、仲間が二手に分かれるときフィーリとキーリのところで分断される→キーリは先頭集団(トーリン)のほう、なのにそのあと片方のパーティが岩に激突するときトーリンは「キーリ!」って言うんですよね。いやいやキーリはキミの後ろにいるのでは?フィーリ!って言ってる説もあるにはあるんですけど字幕は完全にキーリですし音もキーリって聞こえます。お兄ちゃんの名前も呼んであげてトーリン…
- ここで落ちかかったビルボをトーリンが身を挺して助けてくれるわけですが、そのあとの足手まとい発言もさることながらドワーリンがすごく冷たい視線でかなしいです
- こっそり離脱を計ろうとするビルボを止めるのがボフールですが、いやこの1シーンでボフールの認知率ストップ高であることは言うまでもない。しかもビルボ、自分も傷心ということもあってかけっこうひどいこと言ってますボフールに。だからてっきり怒りだすと思ったんだよなーそれなのに「心から幸せを祈ってる」とか言うんだもんなー!
- 実はゴブリン谷への落とし穴でした、からのビルボがこっそり抜け出すところはほんとまさにコントやないか!って感じでしたね。てっきりドーリが気がつくのかと思ったらその役はノーリだった
- ゴブリン王をやっているのはオーストラリアの有名なコメディアン、バリー・ハンフリーズ。あの山の下の王、と言って慇懃無礼に敬礼してみせるところとか、嫌味な感じ満載ですんげえ印象に残る
- 危機一髪、のときに現れるガンダルフのあの空気で薙ぎ倒されるようなあの効果、あれIMAXで見るとほんとすごいのよ!ああ~ジジイかっこいい。そして魔法でなんとかしてくれるんじゃなくて、武器を持て!戦え!と奮い立たせるポジションのガンダルフがやっぱすげえ好きです
- このゴブリン谷での戦闘シーンはものすごいスピードなので誰が何をしているか把握するのにすんげえ時間がかかるよね…wトーリンの剣さばきとガンダルフの武闘派っぷりもすごいが、個人的にイチオシなのはバーリンの舞うような立ち回りです!あれすごい!スタントなしでやっているとしたら中の人素晴らしすぎる!
- ちなみにバーリンを演じているのはケン・ストットという方で、イギリスでは有名な舞台俳優さんなのだそうだ。パンフで略歴を見てヤスミナ・レザの「大人はかく戦えり」でレイフ・ファインズと共演したと聞いてマジか!と食いつきましたね、食いつきましたよ
- あと首スパーン!がLotRのときと較べても格段に増えていて、PJの趣味が炸裂しているのかな…と思いましたw
- さて、ビルボの方は名高い「暗やみでなぞなぞ問答」。正直、ここの映像化ってどうなんだろう、退屈になりやしないか?と思ってたんですけど、ぜんぜんそんなことなかったね…そして、もしこれをヘタに改変していたら原作ファンはたぶんそうとうガッカリしたろうなと思うので、PJは絶対外しちゃいけないところをわかってるんだなあと
- ここでゴラムと「ひとつの指輪」が登場するわけですが、ゴラムが現れたときのキター感もさることながら、指輪が姿を見せたときのもうある種スター性とでもいいましょうか、画面に持ってかれること山の如しでした。とうとうあれがおいでなすった!的な。
- しかし改めて、アンディ・サーキスの仕事にほんと唸らされたねおれは…スメアゴルとゴラムが同居するというあの難しい場面をこうも鮮やかにやってくれるかという。なぞなぞ問答のときに岩にあごのっけたゴラムちょう可愛かったし、考えてるときの表情も抜群。かと思えば罠にかかったオークと同じように「丸ごと食べるよ」という無邪気な残虐さもあって、ここはゴラムの独壇場だったと言っていいのでは
- そして指輪を手にはめた(この構図はフロドとまったく一緒!)ビルボが、自分が相手には見えないらしい、ということをなんとなく察知してゴラムのあとをついていき、脱出するためにその手にかけようとする場面ですよ
- 言うまでもなく原作の指輪物語において通底して語られる「情け」をビルボが感じるシーンなわけで、ここはマーティンの芝居がほんとに素晴らしかった。目の前の(自分をとって食おうとまでした)生き物が、喪失に嘆き怯えるちいさな存在に見えてきて、その中に哀れみを感じるというのが手に取るようにわかる
- そしてビルボのこの情けが、後々に指輪を棄却するためのひとつの運命の輪に他ならない、ということを知っているからこそ涙が出てくるシーンです
- スティングを渡したときにガンダルフの言う、真の勇気は命を奪うときではなく、助けようとするときに試される、という言葉が響きますね
- トーリン一行との合流はどうすんのかな、と思ったらあっさりと姿を現してましたね。しかし、ビルボともう会うことはない、つってるトーリンはまだしもそのあとけっこうなテンションで罵ってるのはドワーリンだよね…うう、どうして…お兄ちゃんはあんなにビルボと仲良しなのに…
- ビルボが姿を現したときのバーリンの笑顔がねええ、もうほんと…バーリン愛してゆ
- 「故郷」の話をビルボがするシーンも、ほんと持っていき方がうまいよなあと感心。財宝を取り戻すため、という旅の目的を「望郷」ですごくうまくコーティングしているあたり、やっぱ脚本家チームやるなあと唸らされます
- 「フライパンを飛び出して火に逃げ込む」言った!キャー!
- 松の木のシーン、うまいこと話を盛り上げていくもんだなあ!松ぼっくりに火をつけてみんなでえいえい投げるとこカワイイ
- そしてドゥリンの血を絶やすことに執念をみせるアゾグのご登場…白いワーグはかっこいいけど、個人的にあのむき身な感じがアゾグの不気味さを際立たせてるなーと思う。
- みんなが松の木にぶら下がるのに必死でなかなか立ち上がれない、という状況を作ってからのトーリンvsアゾグ。いやもちろんここでトーリンがどうにかなるとかいうことはないとわかってはいつつも盛り上がっちゃいますね。ガンダルフは杖にドーリとオーリがぶら下がっているのでなんにもできないしねっていう
- そしてホビットがここ一番の勇気を見せる、と
- 大鷲に獲物をかっさらわれて怒り狂うアゾグ、これもこのあと引っ張りそうだなー!
- トーリンを拾ったコがちゃんとオルクリストも拾ってあげてて胸熱なんだけど、時々持ちかえたりするのが危なっかしかった…樫の盾は落ちたけどあれまた今後出てくるのかな
- ビルボたちを下ろしてくれる岩山の造型も凝ってる。獣が空中にむかって吠えているような
- ここでトーリンが、自分の危機を救ってくれたビルボに感謝、という流れだろうなーと思いながらみていたら、まさかの「死ぬとこだったんだぞ!」からのハグっていう強烈なツンデレ攻撃に椅子からずり落ちそうになりましたね…ちなみに吹き替えでは「一生の不覚、許してくれ」でしたね…なんなのこのツンデレ王子…好き…(結局そこ)
- ツグミを見て「吉兆だ」とビルボにいうときのトーリンがまたしても強烈にいい笑顔でほんとなんなのおまえいいぞもっとやれと思いました
- そして最後は(カンバーバッチたんが話していたように)スマウグの目のアップで第一部終了、と
- しかしあのノーブルなベネディクト・カンバーバッチがモーションキャプチャーでスマウグをやっているとか、その撮影風景はお願い出さないであげてえええ、みたいな気持ちになったりいやそこ見せないでどうすると思ったりらじばんだり
ぜえはあ…いやあこれここまで読んでいるひといるのかなって長いレポでもそうですけど毎回思いますね。って書いてるうちにもう一回見たくなってきたんですけどこれどうしたら(行けばいいんじゃないか?)