- 近鉄小劇場 Ｂ列１９番
- 作・演出 大橋泰彦
１９８７年初演以来各紙で絶賛の嵐、あの岸田戯曲賞をも受賞してしまった、「赤い鳥・・・」と並ぶ同劇団の代表作。以前（’８９か？）にテレビで放映されてた分を見て、曲の使い方に非常に感動したので、今回もまあだいぶ期待してはいたのですが・・・。お父さんとゴジラの語りのシーンで、何故”STAND BY ME”を使ってくれなかったんだぁ！！もうその時点でがっくり来ちゃって全然印象ないっす。テレビで見たときはあんなに笑えた台詞も全然笑えなかったし・・・（涙）まあこの作品自体が、高校の時のクラブで自分が演出したやつだっただけに、イメージが出来上がりすぎてたっていうのも原因の一端ではあると思うけど・・・。それにしてもこの劇団、パワー落ちてんじゃないですか？
”STAND BY ME”は、娘を嫁にくれと言ってきたゴジラとお父さんが語るシーンで使われてて、とにかく最高にあってたんですよ。タバコに火をつけるタイミングでこれが流れたとき鳥肌ものでしたもん。再演を前回と全く同じようにやれとは口が裂けても言いませんが、そのシーンだけでなく芝居全てを支えるほどにはまっていた曲を、変えたりして欲しくなかったなぁ・・・。
