「HIJIKATA 新撰組異聞」  JAC

春田純一さんという役者を見だしてもう10年近くなるのに、春田さんがセンターに立つ芝居っていうのを見るのはコレが初めて。つかさんところで見るときいつも「主役やんないのかなぁ」と思ってたので、結構楽しみでした。
初っぱなに「新撰組尊皇攘夷・・・・」って話になっていたので「あ?佐幕では?」と思って躓いたんですけど、まあ異聞だからなんでもありかもな、と思って切り替えてみました。最初の方はテンポがゆっくりで春田さんも抑えめだったので、なかなか気持ちが乗れなかったんですけど、中盤から立ち回りが多くなってきたあたりでさすがJACのみなさん、体のキレが素晴らしく、もーーうあんた達あたしの前で2時間半ずっと立ち回っていて!と思うぐらい堪能させていただきました。

あたしは新撰組結構好きなんですけど(笑)、中でも近藤と土方の流山の場面っていうのがすごく好きなので、そのシーンをすごく丁寧に書いてくれて良かったです。友達が取ってくれたチケットが前から3列目という非常にいい席だったので、役者さんの熱や汗を直に感じれる席でそれもなかなか新鮮でした。武智さんという役者さんがクライマックスで春田さんと立ち回りするんですけど、その時の眼がすごく良くて、こういうのを楽しめるのも前の席ならではだなぁ、と思いました。