「感じわる大陸」 シャトナー研

台本なし、プロットあり、暗転がわりに生演奏、のシャトナー研、今回が初お目見え。学園祭の企画(!)だったので、会場も学校の講堂。学校らしく、前の座席の背にモノを書くためのテーブルが設置されていて、一人でウケる(新幹線の座席みたいなのを想像して下され)。客席には意外なことに、役者さんやシャトナーさんのファン、というよりは「今日初めてお芝居見るの〜」みたいな学生さんがかなりの割合で居て「ウケなかったらどうしよう〜〜!」と急速におかんモードになるオレ(笑)

今回のプロットは、あのコロンブスが最初の航海でたどりついたエスパニョーラ島に訳あって取り残された39人の船乗り達の物語。もちろん、全編アドリブ。アドリブなので、芝居が始まった直後はなかなか波が来ないんだけども、中盤当たりからそれぞれのキャラクターが話の中で「生き」だして、きちんとスムーズに話が流れていくあたりはさすが。ちなみに保村さんはちょっとマッド入った医者、シャトナーさんは食料係、伊藤さんは船大工&舵取り、宇田さんは宴会係のお調子者、末満さんは金を発掘するための地質学者というキャラクターでした。

プロットだけというわりには話のオチもちゃんとあって、ほんとに「一本の芝居」でございました。で、こういう殆どエチュード的なモノをみると役者の個性が如実に出るというかなんというか、5人のキャストの中ではもう保村さんと伊藤えん魔さん二人勝ち!って感じでした。断然うまいっす。伊藤さんのアドリブとか、アドリブとは思えない上手さ。すごいなぁーー。この二人が圧倒的にうけてましたね。宇田さんと末満さんはエチュードが苦手なようで(笑)あ、でも末満さんは眼鏡かけてて、白のブラウスにリボンタイでまあもう男前度200%アップ!って感じでした。ちょっとくらくらしちゃった(笑)シャトナーさんはプロットもご自分が書いてらっしゃるだけあってなかなかでした。アドリブ意外とうまい。

で、これは暗転の代わりに生演奏(キャスト全員がギターorベースを持って歌う)があるんだけど、ごめんなさいねここからはちょっと壊れます(笑)あのさーー、保村さんはベースを弾いてたんだけどさ、シャトナーさんのギターに合わせて入ったりするのね。で、そのシャトナーさんの合図をこう目で待ってるんですけどそれがねぇーーーー、ああ、多分伝わってないと思うんだけど(笑)スッゴイ格好良かったの!!!ちょうど座席的にあたしがその目線の延長線上に居たものだからまともにくらってしまいました。あと宇田さんはアコギだったんだけど、こう、ピックを口にくわえて合図を待ってたりね(惚)あ、それから最初の歌で保村さんが真ん中でマラカス持って歌ってたんだけど、途中でハーモニカを!吹く!シーンがあって!!格好良すぎ〜〜〜!!!素敵すぎ!!あと(まだあるのか!)アンコールの時シャトナーさんが『アンコール相談していなかったので、今相談させて下さい』って、舞台の上でここでは鈴木田さんもいれて6人で文字通り頭寄せ合って相談してるんだけど、保村さんが宇田さんに「何?」とか聞いてて宇田さんがこれをやって次は・・みたいなことを答えると(ちなみにここは全て唇の動きを読んで書いてます・笑)保村さんが「うん、わかった」って・・・・・・←これは聞こえた
「うん、わかった」って・・・・・。かわいいいいいいいいいい(破)
どうしてくれよぉおおおおおおおおおおおおお(壊)

そんなこんなでとても楽しく幸せな2時間でございました(笑)