「パ・ド・ドゥ」  Show Case

  • 中野ザ・ポケット   J列10番
  • 作  飯島早苗   演出  板垣恭一

京さんがずっとあたためていたアイデアを飯島さんが書いた二人芝居。この間のヤツと違ってかーなりいい出来でした。よかった〜。

ストーリーは殺人罪で捕まった元妻とそれを弁護する元夫の留置場での会話劇で、話の中で様々なエピソードはあるんだけど、「彼女は殺したのか殺していないのか」っていう大きな柱が一本あったのですごく集中しやすかった。淡々と語られるエピソードで、妻がまだ彼のことを愛しているっていう気持ちもすごくうまく表現されてたと思う。日光での旅行を思い出して二人が踊るシーンの切なさたるや・・・。

奥さん役をやっていた池津さんは私は初見だったのですが、意志の強そうな、いい役者さんだった。綺麗だし。京さんはかっこいいわ面白いわしめるところはしめるわ・・・いつからこんなうまい人になってしまったのですか?もう大好き。それと、これは音楽でヴァイオリンの生演奏が使われてて、それもすごくよかった。いい脚本いい役者、いい音楽。そりゃ満足できる芝居になりなすわな。

生演奏・・・ヴァイオリンじゃなかったかも(汗)これは好評だったみたいで、その後再演・ビデオ化されておりますね。よかよか。