- シアタードラマシティ 8列30番
- 作・演出 内藤裕敬
一言「ズルイ」。オープニングとラスト以外はすべてアドリブのこの芝居、すごい前評判も高くて、名作、と聞いていたんだけど、全編アドリブで名作っていったい・・・という気も正直あった。けどね、これオープニングとラスト、いやラストシーンひとつでもう「勝ったも同然」ですわ。
酒屋の新人が、評判の青木さん家の奥さんに配達するために非常(異常?)な特訓を受けるところはすべてアドリブ。私の見た回では欽ちゃん(注・萩本欽一氏です)が入るところでちょっとまごついていたけど、流石みなさん芸達者、2時間退屈させませんでした。内藤さんをはじめとした南河内の面々も初お目見え。みんな上手いわ。うーんそとばといい南河内といい、関西系にこんないい役者さんがいたなんて己の不明を恥じますわ。
この芝居、見てから暫くして思い出すほどに感動が深くなってゆくような気がする。いい物見せてもらいました。アッそうそう、この公演のパンフの紹介により勝村さんが第三舞台を辞めていた事実が発覚。うえ〜〜ん、ショック(涙)
すごく良かったし、気に入ってるし、ビデオもまだ持ってるんですが、その後一回も見に行ってないなぁ・・・青木さん・・・