2019-01-01から1年間の記事一覧

「三月大歌舞伎夜の部 盛綱陣屋」

歌舞伎座 幕見席 今月はもうどこにも隙間がなくて見送り方向だったんですが、みんながあんまり言うから~!って人のせいにするのいくない。とはいえ隙間がないのはないのでむりやり盛綱陣屋だけ幕見で。盛綱陣屋は勘三郎さんの襲名のときに拝見したことがあ…

「こそぎ落としの明け暮れ」ベッド&メイキングス

東京芸術劇場シアターイースト A列4番 作・演出 福原充則 2018年に岸田戯曲賞を受賞した(おめでとうございます)福原充則さん主宰のベッド&メイキングス新作公演。小劇場界でも剛の者という印象の強い女優陣をこってりそろえたキャスティングで楽しみにし…

「キャプテン・マーベル」

MCU最新作にして、アベンジャーズ終幕のひとつ前に配置された作品が重要でないわけないやろ~!しかも今作がMCU初登場にして初女性ヒーロー単独作!初尽くし!監督はアンナ・ボーデンとライアン・フレックの共同クレジットです。いやー良かった。ほんとうに…

「偽義経冥界歌」新感線

フェスティバルホール 1階26列10番 作 中島かずき 演出 いのうえひでのり 中島かずきさん新作の新感線公演!が、やっと大阪に!新感線がやっと地元大阪に帰ってきた!!長かったねホント…!まずネタバレにならない程度の感想を先に書いておくと、髑髏城、メ…

赤西くんのツアー内容変更に伴う代替案がすごすぎて部外者ながら感動した件

タイトル通りです!“THANK YOU”TOUR 2019、代替公演内容・払戻し詳細・再発売のお知らせhttps://t.co/wKWRHUePGx— Jin Akanishi Staff (@bibi_online) 2019年3月11日 4月6日からツアーをやる予定になっていて、チケットも発売開始していたけど、変形腰椎症の…

いだてんが駆け抜けるもの

宮藤官九郎さん初の大河ドラマ「いだてん」、もちろん毎週楽しく拝見させて頂いております!日曜日にあまり予定を入れないように(とはいっても限界あるけど)してBSで見てからの本放送。放送後はついったで感想巡り。満喫とはこのことかというほどに満喫し…

「THE Negotiation」T-WORKS #2

HEP HALL B列16番 作・演出 村角太洋 丹下真寿美さん推しプロデュース公演のT-WORKS第2弾。第1弾に後藤ひろひと大王の作品を持ってきてたんですが、第2弾は関西の劇団「THE ROB CARLTON」の村角太洋さんを招へい。折しもテレ東の佐久間さんがツイッターでこ…

「イーハトーボの劇列車」

兵庫県立芸術文化センター中ホール F列11番 作 井上ひさし 演出 長塚圭史 以前鵜山仁さんの演出、井上芳雄さん主演で拝見したことがあります。私は井上ひさしさんの熱心なファンではないんですが、いくつか拝見した舞台の中ではこの作品がかなり自分の好み…

「スパイダーマン:スパイダーバース」

第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞作!ディズニーの牙城を崩して!すごい!全米公開後から絶賛の声やまず、日本公開を楽しみにしておりました~。漫画(コミック)とアニメーションって同じものを描いていても表現だったりカタルシスの見せ方だったり…

「グリーン・ブック」

悪名高きジム・クロウ法がまだ法として存在する時代のアメリカを舞台にしたロード・ムービー。高い教養を持ち天才的なピアノの腕で知られた黒人音楽家が、差別と偏見の色濃い南部を旅する。旅の相棒はイタリア系の運転手兼用心棒。監督はピーター・ファレリ…

「女王陛下のお気に入り」

ヨルゴス・ランティモス監督作品。18世紀のイギリス王室を舞台に、実在の人物を基にしながら描かれるフィクションです。アン女王を演じたオリヴィア・コールマンが本作でアカデミー賞主演女優賞を受賞しております。ドロドロというよりもキレッキレの宮廷パ…

「世界は一人」

東京芸術劇場プレイハウス N列13番 作・演出 岩井秀人 初日に拝見しました!岩井さん初の音楽劇、初のプレイハウスで錚々たる布陣のキャスト。しかし、とうとう大劇場に進出!みたいな感じは私の中ではあまりなくて、シアターイースト(ウエスト)から続い…

「二月大歌舞伎 夜の部」

歌舞伎座 6列35番 当初は観劇スケジュールに組み込んでなかったんですが、初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言ということで、これ以上ないという顔ぶれに演目。むりやりスケジュールを空けて夜の部を拝見してきました。「一谷嫩軍記 熊谷陣屋」。吉右衛門さん…

「Le Père 父」

東京芸術劇場シアターイースト G列5番 作 フロリアン・ゼレール 演出 ラディスラス・ショラー キャストがなかなか魅力的な布陣で、何しろ橋爪功さんが主演というんですからこれは見ておきたいなと。個人的に現代演劇ではいま日本でいちばん芝居がうまいひと…

「アクアマン」

ジャスティス・リーグで初お目見えだったアーサー・カリーさん、アクアマンの単独映画。ワールドワイドボックスオフィスではDCEUシリーズ最大のヒットとなっております。監督はジェームズ・ワン。名前の通り海洋冒険ものではあるんですが、むしろ設定は神話…

「ファースト・マン」

「人類で初めて月に降り立った男」ニール・アームストロングの物語。主演ライアン・ゴズリング、監督はデイミアン・チャゼルの「ラ・ラ・ランド」コンビ。映画「ドリーム」でも描かれたように、この頃のアメリカの宇宙開発への執念は、常にソ連に先手を打た…

「帰郷」

俳優座劇場 4列12番 作・演出 入江雅人 挟み込みのチラシの中に福岡県人会の案内があって笑いました。福岡強い。入江雅人さんの作・演出で、地元福岡出身の役者が「福岡弁」で演じる舞台。なにしろキャストが「食いつかないではいられない」という顔ぶれを揃…

「壽 初春大歌舞伎 夜の部」

歌舞伎座 11列24番 「絵本太功記」。観たことある気がする…と思いながら観ていたんですが、おっとどっこい初見でした。いやもう観たものを忘れるだけじゃなく観てないものを観た気にさせるから加齢こわい。吉右衛門さんの光秀、なんというか途中まではね、そ…

「スリル・ミー」

サンケイホールブリーゼ 2階2M列13番 原作・音楽・脚本 ステファン・ドルギノフ 演出 栗山民也 初見です~。成河くんと福士くんのペアを観てきました。ブリーゼ、文字通り満席中の満席。2階の最後列からの観劇でした。仮釈放委員会での「私」の語りから始ま…

「クリード 炎の宿敵」

1作目の「クリード チャンプを継ぐ男」がむたくたよかったので、続編公開も楽しみにしておりました!監督はライアン・クーグラーからスティーヴン・ケープル・Jr.にバトンタッチ。主演は勿論引き続きマイケル・B・ジョーダン!以下今作だけでなく1作目のネ…

「壽 初春大歌舞伎 昼の部」

歌舞伎座 8列27番 新春らしい出し物が揃いました~。まずは芝翫さんと魁春さんの「舌出三番叟」で幕開け。舌出三番叟、たしか鴈治郎さんと壱太郎くんのを松竹座で観たような。三番叟ものはどれを観てもわりと楽しくて好きです。続いて「吉例寿曽我」、福助さ…

「罪と罰」

シアターコクーン 1階O列10番 上演台本・演出 フィリップ・ブリーン ひさびさのシアターコクーン。勝村さんが「罪と罰」のポルフィーリーをやるってことでそれは観ておかんと…!と思って足を運びました。いやー正直、長丁場だし、観念的な台詞は続くし、か…

「トロンプ・ルイユ」パラドックス定数

シアター風姿花伝 全席自由 作・演出 野木萌葱 観ている間、ああそうだ、私こういう芝居が好きで劇場に通うようになったんだった…としみじみ原点回帰の想いにふけりました。めちゃくちゃ面白かったです。惜しむらくは上演期間がねー!短いので、もう千秋楽を…

「日本の歴史」

シアタードラマシティ 2列27番 作・演出 三谷幸喜 キャスト7人、ミュージカル、卑弥呼から太平洋戦争までの1700年を2時間半で…という三谷さんの新作。私は三谷さんの歴史ものに信頼を置いているので(だって一番好きな三谷戯曲が『彦馬がゆく』だもん)、ど…

終わりなき闘い・2

昨年暮れにTHE YELLOW MONKEYの2019年のニューアルバム発売、それをひっさげてのツアーが発表されたわけですけども、え?大丈夫です、書くブログを間違えたわけじゃありませんヨ!今回ネタにしたいのはチケットのことです。チケットの発売方法のこと。これが…

2018年の映画ふり返り

引き続き映画の回顧です。鑑賞本数38本(劇場鑑賞のみ、リピート含まず)。リピート入れたら42本ぐらい?になるのかな?増えた~!いやもうこれが限界でしょう、って毎年言い続けて毎年増えてる。どうしたことだこれは。いや7月ぐらいかな?映画の本数と芝居…

2018年の観劇ふり返り

今年は観劇〆が例年より早くさっさと感想も書き終わっていたのになぜ年内に回顧しておかないのか。ごもっともでございます。前のはてなダイアリーのときは一覧でタイトルをズラっと見てああそうこれこれとかやってたんですが、はてなブログになってタイトル…