2019-01-01から1年間の記事一覧

「チック」

シアタートラム G列20番 原作 ヴォルフガング・ヘルンドルフ 翻訳・演出 小山ゆうな 世田谷パブリックシアターの主催で2017年に日本初演だったんですけど、その時引っかかりながらも観に行かず、するとその年の読売演劇大賞の優秀賞に本作の演出の方のお名…

「骨と十字架」

新国立劇場小劇場 C5列14番 作 野木萌葱 演出 小川絵梨子 新国立劇場でパラドックス定数の野木萌葱さんの新作、演出は新国立劇場芸術監督の小川絵梨子さん。面白かったです!チラシのビジュアル素晴らしいですね。劇場ロビーの飾りつけも工夫が凝らされてて…

「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」

マーベル・シネマティック・ユニバースのフェイズ3のラストを飾るのはエンドゲーム…じゃなくて本作です!監督はホームカミングに引き続きジョン・ワッツ!最初のトレイラーが出た時はピーター・パーカーの夏休みがニック・フューリーに乗っ取られる、ってこ…

その姿勢は気持ちだけ、気持ちだけでお願いします

昨日の夜中に鴻上尚史さんの件のツイートをリアルタイムで拝見して(フォローしてるからね)、うーむこれは燃えそうだぞと思いました。いくつか発言のツリーがつながり、それに対して「いや、そんなことないですよ」という反論のリプライが二つ三つついたと…

「神と共に 第二章:因と縁」

待ってました第二章~~~~!!!監督は第一章と同じくキム・ヨンファ!第一章見たのが6月初旬だったので間を空けずに第二章見られるのは嬉しい!以下遠慮なくネタバレしているのでこれからご覧になる予定の方はお気をつけください!第一章でめでたく転生を…

「X-MEN:ダーク・フェニックス」

ファーストジェネレーション、フューチャー&パスト、アポカリプスと続いた現行X-MENシリーズが本作をもっていったんのピリオド。監督・脚本はサイモン・キンバーグ。シリーズの最終作にしてはコンパクトな作品で、コンパクトだけど濃密かっていうとそうとも…

「アラジン」

往年のアニメーションの実写化とどまるところを知らずのディズニー、ガイ・リッチーを監督に据えて「アラジン」を実写化!ガイリッチー監督個人的に波長が合って好きなんですけど、ここんところボックスオフィスで苦戦が続いてたのでちょっとハラハラドキド…

「獣の柱」イキウメ

サンケイホールブリーゼ 2B列25番 作・演出 前川知大 2013年に「まとめ*図書館的人生(下)」として上演された作品を改訂再演。例によって今年はスケジュールがギチギチなので「再演は後回し…」と最初は予定に入れてなかったんですが、これも東京公演観た方…

三谷かぶき「月光露針路日本 風雲児たち」

歌舞伎座 1階5列10番 タイトルの読みは「つきあかりめざすふるさと」。三谷幸喜さんが幸四郎さん、猿之助さん、愛之助さんとタッグを組み、歌舞伎座で!新作!すごい!作品はみなもと太郎さんの「風雲児たち」から大黒屋光太夫の物語を一本の芝居にしたもの…

「六月大歌舞伎 昼の部」

歌舞伎座 11列27番 「寿式三番叟」。これ見たさに慌てて戻りチケット買いましたよ…幸四郎さんがブログで書いてくださってなかったら気がつかないとこだった!昔猿之助さん(当時亀治郎さん)と新橋演舞場でおやりになったときに拝見してむちゃくちゃ興奮した…

「黒白珠」

シアターコクーン 1階I列2番 脚本 青木豪 演出 河原雅彦 脚本家も演出家もキャストもガッチリ手堅い、何より河原さんが演出なんだしそんなヘンなものにはなんないだろう…ということで足を運んできました。以後、かなり終盤の展開までがっつり書いているので…

「神と共に 第一章:罪と罰」

ツイッターのTLで「おもしろかった!」というツイートを複数見かけてそっか~んじゃ近くでやってたら見てみよっかな~と思ったら近くでやってるどころじゃなかった(やってなかったんですよ)。そこで諦めるか意地でも見るかつったら意地に傾きがちな人生を…

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

監督マイケル・ドハティ。「ゴジラ」、「キングコング 髑髏島の巨神」に続くモンスターバースの3作目。この感想でのっけからこう書いちゃうのもなんなんですけど、個人的に巨大生命体にはなんつーかこう…特にときめかないタイプなんですよ…巨大建造物にはと…

「キンキーブーツ」

オリックス劇場 3階5列56番 脚本 ハーヴェイ・ファイアスティン 演出 ジェリー・ミッチェル もともと持っていたチケットを諸事情で手放すことになり、一時は「初演見れたし諦めようかな」と思ったものの、東京公演が開幕すると案の定絶賛しか聞こえてこず、…

「名探偵ピカチュウ」

監督はロブ・レターマン。あのポケモン実写化!しかもライアン・レイノルズがピカチュウを演じる!って第1報が来た時には「要素多すぎてなるほどわからん」ってなったのと、ポケモンGOは地道に楽しんでいるものの、そもそもの(ゲームボーイを起源とする)ポ…

「僕たちのラストステージ」

「ローレル&ハーディ」として知られ一世を風靡したお笑いコンビの晩年を描いた映画。監督はジョン・S・ベアード。ケラさんが試写会でご覧になった後絶賛されていて、タイミングが合えば見たいな~と「見たいリスト」に入れておりました。しかしこれ、見終わ…

エンドゲーム、それぞれの決断について

エンドゲームでMCUを去る(と言われている)面々をはじめ、今作で大きな決断を見せた4人について。メモ書きでおさめておけよと思いつつあふれ出る長文野郎の魂が、じゃなくてキーボードが止まらなかった。妄想とおセンチの成分おおめだよ!あと超マッハでネ…

エンドゲームいろいろメモ

うすうす気がついてたんだけど、あそこがよかった!ここがすき!みたいなことを書いても書いても終わらないわけですよ。どうしたことだい。以下、だいたい時系列でネタバレしかないメモ書きの連打。長いっす! クリントファミリー、こうなる予感はしていたが…

「LIFE LIFE LIFE」

シアターコクーン 1階C列6番 作 ヤスミナ・レザ 演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 段田安則・大竹しのぶ・稲垣吾郎・ともさかりえの4人が揃ってケラさんの演出で「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?」の再演…の予定だったのですが、諸々の事情によ…

「アベンジャーズ/エンドゲーム」

4月26日、公開初日に観ました。やっぱりエキスポIMAXで最後を迎えたいと思って指定席争奪戦に挑んだんですけど、これまででもっとも熾烈を極めたような気がします。いつものお気に入りの席(がある、いちおう)ではないけれど、割と見やすい席で取れたのでま…

「シャザム!」

DCユニバース新作、監督はデヴィッド・F・サンドバーグ。全米公開から2週遅れで日本でも公開!よかっぱ。ビリー・バットソンは幼いころに母と生き別れになり、母への郷愁から里親のもとを脱走する生活を繰り返している。警察車両から情報を盗み出すという事…

「こんぴら歌舞伎大芝居 昼の部」

金丸座 ろ1の2番 「義経千本桜」すし屋。勘九郎さん、いがみの権太初役!ご本人も筋書で狐忠信と知盛はやったことがあるのでいつかは権太も…と思ってらっしゃったと書かれてましたね。昨年暮れの顔見世で仁左衛門さまがちょうど権太をおやりになったばかり…

「こんぴら歌舞伎大芝居 夜の部」

金丸座 青田組3の3番 「傾城反魂香」土佐将監閑居の場、吃又とも言いますね。勘九郎さんの又平、猿之助さん(当時亀治郎さん)のおとくで観たのが最初だったかな。その後も勘九郎さん七之助さんのコンビとか、仁左衛門さんの又平に勘三郎さんのおとくも拝…

「野田版・桜の森の満開の下」

今のところに転居してからシネマ歌舞伎とかNTLとか変則上映には縁遠くなってしまったな~と残念がっていたのですが、桜となると諦めて指をくわえちゃいられないよ!なんつって、同県内でやってくれるだけでもありがたい。ありがたい。いろんな劇場で「贋作・…

「バイス」

アダム・マッケイ監督・脚本。今年の賞レースで各方面でノミネートされており、えっクリスチャン・ベールどうした!?って変貌ぶりと、えっあなた本当にサム・ロックウェル!?な映像をたくさん見てこれは…観るしかない!と思っていた映画です。ジョージ・ブ…

「ブラック・クランズマン」

スパイク・リー監督作品。本年度アカデミー賞脚色賞を受賞。プレゼンターのスパイク・リーの長年の盟友、サミュエル・L・ジャクソンとの抱擁、感動的でしたね。もともとの原作はこの物語の主人公にもなっているロン・ストールワースご本人が自らの体験をもと…

「空ばかり見ていた」

シアターコクーン N列21番 作・演出 岩松了 主演に森田剛くんを迎えての岩松了さんの新作。いやー岩松さんの作品は個人的にズバッとくるやつと掴もうとしてもつるっと手の中から逃げていくパターンがあって、今回は最後まで残念ながらつかみきれず…という感…

「クラッシャー女中」

本多劇場 L列10番 作・演出 根本宗子 激戦のなか、なんとかチケット運にめぐまれ拝見することができました。根本宗子さんの作品は「皆、シンデレラがやりたい。」がすごくよかったので今回も楽しみにしておりました。あんまり具体的なことは書かないように…

愛のレキシアター「ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ」

池ちゃんこと池田貴史さんのソロプロジェクト「レキシ」の楽曲でミュージカルを!という企画。原案・上演台本・演出を河原雅彦さんが手がけるという、総代の肝入り企画でもあります。いやーー面白かった!これ、プロデュース公演として点数をつけるなら満点…

「Das Orchester」パラドックス定数

シアター風姿花伝 全席自由 作・演出 野木萌葱 シアター風姿花伝のプログラミングカンパニーとして昨年から「パラドックス定数オーソドックス」と称して上演されていたシリーズ、今作でオーラス。がんばって足を運んだつもりですが上演期間が限られているの…