2016-01-01から1年間の記事一覧

「8月の家族たち」

森ノ宮ピロティホール V列24番 作 トレイシー・レッツ 上演台本・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 「三姉妹ものに目がない」ケラさんが「他人の戯曲で演出してみたいもの」として白羽の矢を立てたのがこの作品。映画は日本でも公開されていましたが、…

「太陽」イキウメ

ABCホール A列6番 作・演出 前川知大 2年前に蜷川さんの演出で「太陽2068」として上演されていましたね。イキウメの公演は初見!いやー、もちろんこの作品に限らず、演出家が変われば作品の手触りが違ってくるのは当たり前ですが、前川さんと蜷川さんは演出…

「ズートピア」

見てからもうだいぶ時間が経ってしまったんだけど、自分の「見た」記録兼ねてるのでメモ程度に。いっやあああ面白かった!!!先に公開された全米での評価も興収もズバ抜けていたので楽しみにしていましたが、その高いハードルを軽々超えてくる出来。もう言…

「夢の劇」

兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール K列3番 構成・演出 白井晃 台本 長塚圭史 大学時代の友人と昨年暮れに会った時に、実は田中圭さんにめちゃくちゃずっぱまっていて、旦那に内緒でDVDやら雑誌やらを集めまくっているのだ…みたいな話になり、そんな好…

「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」いろいろメモ

まだ書くのか…(みなさんの ためいきが きこえるようです)(だって いろいろ 言いたいじゃない!) 以下ほんと具体的なシーンと台詞のことしか書いてないからね!

「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」

いやーーーー 面白かったですねっ!!!!(のっけから) 「ウィンターソルジャー」公開から約2年、こんなに「その後」を楽しみにした映画も久しぶりで、とはいえ楽しみな一方「これは前作があまりに好きすぎて次になにがきても満足できないパターンでは」と…

「スポットライト 世紀のスクープ」

今年度アカデミー賞作品賞受賞作。レヴェナントに行くかと思いきや、脚本賞と作品賞をかっさらっていきましたねー。題材的にも自分が好きそうだなあと思っていたので、公開を楽しみにしていました。2002年にボストン・グローブ社がスクープし、その後続報を…

「四月花形歌舞伎 夜の部」

明治座 13列24番 ◆浮かれ心中 原作は井上ひさしの「手鎖心中」。原作未読なのでこれが舞台のみの脚色なのかそうでないのかは定かでないんですが、「籠釣瓶花街酔醒」ががっつり下敷きになっていて、わーこれは籠釣瓶好きにはたまらん趣向やな!と思いました…

「四月花形歌舞伎 昼の部」

明治座 6列21番 ◆葛の葉 「元禄港歌」の中で披露される瞽女唄の「葛の葉子別れ」ってこれかああ!とポン(と手を打つ)。安倍保名に助けてもらった恩を返そうと白狐は許嫁の葛の葉姫に化けて保名のところに嫁入りし、子をもうけるが、本物の葛の葉姫があらわ…

「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」

アメコミ映画を見るようになってまだ日の浅いワタクシ、実のところDCであれマーベルであれ、原作のコミックスを読んだことが、ない、のです…いやわかってる、わかってます、こんなことあえて堂々言うことではないですよね、いやとりあえず最初に映画を見る前…

「マネー・ショート」

ミクロもマクロも経済とついた途端に沈黙する典型的な「けいざいよくわかってません」人間ですので、先に見た方の「サブプライムローン問題予習してから見に行くが吉」とのアドバイスを読み、「猫でもわかるサブプライムローン」的な簡単解説をざっと読んで…

「裸に勾玉」MONO

ABCホール G列17番 作・演出 土田英生 MONO新作。前回公演は見のがしてしまいましたが、毎回しっかり地方公演日程を組んでくださるおかげでわりと継続して拝見させて頂けています。今回の舞台は弥生時代で、どうやら周囲からは変わり者と敬遠されている不思…

ここから始めなきゃいけない

twitterのアンケート機能を使って、観劇中の携帯電話についてアンケートをとってみました。設定時間は48時間。回答数は約20000。皆様の御協力のおかげで、サンプリング調査としてはじゅうぶんな回答数になったんじゃないかと思います。RTされた先を見ても、…

「スーパー歌舞伎 ワンピース」

松竹座 2階1列12番 演出 横内謙介/市川猿之助 あの!「ONE PIECE」を歌舞伎で!という第一報を聞いた時は「マジカヨー!」ってなりましたけど、猿之助さんがやる以上、そんなしょうもないものにはなるまい、笑えるにしろ、かっこいいにしろ、いききった作品…

「乱鶯」

新橋演舞場 6列2番 作 倉持裕 演出 いのうえひでのり 今回はいのうえ歌舞伎<黒>(black)ということで、脚本が倉持さん、本格時代劇!です!という謳い文句。古田さんが文句なしのどセンター、芯を張っての新橋演舞場ということで、出かけてまいりました。…

「関三奴」

歌舞伎座 幕見席 三月大歌舞伎、打ち出しの一幕のみを幕見で。幕見席、いつぶりだ?というぐらい久しぶりでしたが、20分足らずの幕とはいえ、600円で見られるってすごいありがたい話だよな…と改めてしみじみしました。すごい人気演目とかだと大変だろうけど…

「ETERNAL CHIKAMATU-近松門左衛門「心中天網島」より-」

シアタードラマシティ 12列30番 作 谷賢一 演出 デヴィッド・ルヴォー タイトル通り、近松の「心中天網島」を下敷きに、現代に生きるもうひとりの「小春」の姿を描く物語。面白かったです。こういうのはタイミングを呼ぶというのか、つい先日最終回を迎えたN…

「ナショナル・シアター・ライブ 夜中に犬に起こった奇妙な事件」

ナショナル・シアター・ライブはやっぱりうれしいやつだよ!2012年ロンドン初演、その年のオリビエ賞を席巻した舞台。評判は聞こえてきていて(ブロードウェイでは一昨年上演され、トニー賞受賞)、ぜひ見たいと思っていました。アスペルガー症候群の少年、1…

「SHERLOCK/忌まわしき花嫁」

SHERLOCKのスペシャルドラマが劇場公開されるということで出かけてきましたん。まだまだ上映期間設定されていると思うのでこれから見るよんな方は念のためこの先やめておいたほうがいいかもだ!本国イギリスでは今年の1/1に放送されたんでしたっけ、で特…

「スティーブ・ジョブズ」

監督ダニー・ボイル、脚本アーロン・ソーキン。ソーキン大好きっ子の私が見ないわけがない!初日に行ってきました。三谷幸喜さんが「オケピ!」で岸田戯曲賞を獲った時の選評で、野田秀樹さんが「(三谷幸喜の脚本のうまさは)花見の場所取りのうまさである…

「クリード チャンプを継ぐ男」

かの「ロッキー」の続編というか、スピンオフというか、全米公開されて上々の評判と興収であるのを見ても「そうかあ」ぐらいにしか思っていませんでした。何を隠そう、わたしはいわゆる格闘技全般に興味がない、興味がないだけならまだしもちょっと敬遠して…

「オデッセイ」

原題「The Martian」。原作が「火星の人」。この映画の撮影してるよっていうセバスチャン・スタンのファンの方のツイート見て知って、原作すごい評判なんだってーということで先に原作を読んだんですがこれがんもーめっちゃ面白かった!ので日本公開を今や遅…

「逆鱗」NODA MAP

東京芸術劇場プレイハウス F列5番 作・演出 野田秀樹 「エッグ」のときでもそうでしたが、できるだけ前情報を入れずに観て頂いた方がいいのかな…と思います。展開を知って観ても作品の面白さは全く損なわれませんが(むしろ、それはそれで違うものが見えてく…

「TOUCHABLES」ホルマリン兄弟

メイシアター か列25番 作・演出 後藤ひろひと 公演直前にツイッターで後藤大王と久保田さんのインタビューが流れてきて「あっこんなのやるのか!」と知った次第。メイシアターとかちょう久しぶりすぎて懐かし死するところでした…学生時代以来じゃないか…メ…

「パディントン」

見てきたーーー!!とってもよかったです!!!映画始まる前の予告編のラインナップが基本お子さま向けだったことを思うと、客層も家族連れをメインで考えてるのかなーと思うんですが、大人が1人で見ても、2人で見ても、もちろんお子さま連れで見てもそれぞ…

「夫婦」ハイバイ

東京芸術劇場シアターイースト D列8番 作・演出 岩井秀人 初日に拝見。とても混乱する面白い芝居でした。「て」や「ヒッキー」のシリーズでも描かれた、岩井秀人さんの「家庭の事情」が描かれた作品で、今回は「父の死」が大きな題材のひとつになっている。"…

「元禄港歌」

シアターコクーン 1階BR列4番 作 秋元松代 演出 蜷川幸雄 商業演劇の風合いが強くある作品で、どっちかといえば自分には苦手な作品だろうなーとは思っていたんですが、そう思いつつもチケットを取ったのは猿之助さんが出るからですね。猿之助さんがいったい…

「ナショナル・シアター・ライヴ ハムレット」

カンバーバッチさん人気のすごさでかなりの長期公演であるにも関わらずチケットが瞬く間に売り切れたのなんだのという話が聞こえてきておりましたが、ありがとうナショナル・シアター・ライブ!おまえはうれしいやつだよ!電車遅延に泣いて1幕1場を見のがし…

「ラインの向こう」劇団チョコレートケーキwithバンダ・ラ・コンチャン

すばるホール H列22番 脚本 古川健 演出 日澤雄介 劇団チョコレートケーキと近藤芳正さん率いるユニット「バンダ・ラ・コンチャン」がタッグを組んだ公演。ラインとは国境のことであり、もし日本が南北に分断された国家だったら、という架空の設定が物語の出…

「才原警部の終わらない明日」

シアタードラマシティ 16列33番 作・演出 福田雄一 堤さんを筆頭に小池栄子さん、勝地くん、鈴木浩介さんなどなど、好き&豪華な役者陣を揃えたSISのプロデュース公演。もちろん笑ったし、まあ楽しかったのだけど、しかし私はこういうものを見たかったんだろ…