2023-01-01から1年間の記事一覧

「四兄弟」パラドックス定数

シアター風姿花伝 全席自由 作・演出 野木萌葱 パラドックス定数の新作。東京公演だけでしたが、次回の劇団公演は来年までないと聞きいそいそ出かけてきました。しかしこの時期(3月春休み)の東京のホテル代の高さが尋常じゃない!遠征生活20年選手の俺です…

「中村勘九郎 中村七之助 春暁特別公演2023」

サンケイホールブリーゼ 1階A列9番 中村屋のご兄弟での春暁or錦秋公演、ここのところご無沙汰が続いておりましたが(大抵平日開催なので予定を合わせにくい)、今回久しぶりにお邪魔しました。今回は最初にご兄弟と鶴松さんによるトークコーナー、「元禄花見…

「フェイブルマンズ」

スピルバーグの自伝的映画、監督もちろんスピルバーグ、脚本はトニー・クシュナー&スピルバーグ。早撮りで名高いスピルバーグ、いつも製作の第一報から完成までのタームが短すぎて驚きます。ハリウッド大作ってたいてい「今撮ってますよ」の2年後ぐらいに公…

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

監督ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート。A24最大のヒット作、全米公開はずいぶん前だったので(つまり賞レース狙いの公開じゃハナからなかった)漏れ伝わる評判に公開を楽しみにしていました。そしてついに先日、アカデミー賞作品賞を受賞!!!…

「バンズ・ヴィジット」

シアタードラマシティ 14列17番 原作 エラン・コリリン 台本 イタマール・モーゼス 演出 森新太郎 キャスト陣が実に手堅いのと、エジプトの警察音楽隊がイスラエルの演奏会に招待されるが、降りるバス停を間違えてしまい、迷子になった彼らの一夜の物語を描…

「ドリームガールズ」

梅田芸術劇場メインホール 1階20列43番 脚本・作詞 トム・アイン 演出 眞鍋卓嗣 映画版の情報が中途半端に頭の中にあったせいで「デスチャをモデルにした話だったっけ…?」とぼんやりにもほどがある認識で見始めちゃいましたが、そんなわけなかった。時代が…

「桜姫東文章」木ノ下歌舞伎

ロームシアター京都サウスホール 2階4列3番 作 鶴屋南北 監修・補綴 木ノ下裕一 脚本・演出 岡田利規 木ノ下歌舞伎で桜姫東文章、成河さんと石橋静河さんをキャストに迎えて、と魅力的な顔合わせながら「絶対上演時間長いよな~」と二の足を踏んでいた私。で…

「カレーと村民」ニットキャップシアター

吹田市文化会館メイシアター中ホール 全席自由 作・演出 ごまのはえ ニットキャップシアターで一昨年上演された作品ですが、コロナ禍で中止やら配信への切り替えやらの憂き目にあい、今回改めて東京と、舞台の地元である吹田での公演の運びとなったそうです…

「アントマン&ワスプ:クアントマニア」

MCUフェーズ5、ここより開幕。アントマンシリーズ3作目で監督は引き続きペイトン・リード。この後公開されるGotGもそうだけど、3部作すべて監督が同じって形になったね、アントマンも(1作目は途中交代ではあったけど)。サノスのスナップ後の世界、アント…

「日本文学盛衰史」青年団

AI・HALL 全席自由 原作 高橋源一郎 作・演出 平田オリザ 高橋源一郎さんの原作を青年団が舞台化したもので、2018年の初演のときにも拝見しており、その年のほぼベストに選んだほど好きな作品でした。伊丹公演があるって直前まで知らなくて、うーむどうしよ…

「ジョン王」

シアタードラマシティ 19列41番 作 ウィリアム・シェイクスピア 上演台本・演出 吉田鋼太郎 彩の国シェイクスピアシリーズとして一昨年上演予定だったがコロナ禍で中止となり、いったん「終わりよければすべてよし」で全37作上演で幕引き…となるところだった…

「宝飾時計」

森ノ宮ピロティホール N列26番 作・演出 根本宗子 根本宗子さん新作。けっこう評判良くて行こうかな~と思った時には確かチケット売切れてた気がするんだが、その後平日19時の回なら行けるかも!?と探し直してみたら普通に買えました。ありがてえ。平日の19…

「イニシェリン島の精霊」

マーティン・マクドナー脚本・監督の新作です!すでに賞レースでも俳優各賞や脚本賞に軒並みノミネート。マジで脚本賞ノミネートの打率えぐい。「イニシュマン島のビリー」等でアラン諸島三部作となる予定で書きあげていたが未上演だった脚本がもとになって…

「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」

2017年にニューヨークタイムズ紙が報道したハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ・性暴行疑惑に関する報道記事を書いたふたりの記者、ミーガン・トゥーイーとジョディ・カンターの書いた著作を原作とした映画。監督はマリア・シュラーダー。「大統領の陰謀…

2022年のベスト

例によって年も明けてすでに通常営業中という中でようやくやります2022年ふり返り! 観劇編 総観劇本数39本(リピート含まず)。ほぼ去年並。2018年が52本、2019年が48本、2020年が26本で昨年が36本なので、復調しつつはあるがコロナ禍以前にはまだ届かずと…

「守銭奴 ザ・マネー・クレイジー」

森ノ宮ピロティホール J列31番 作 モリエール 演出 シルヴィウ・プルカレーテ モリエールの代表作を佐々木蔵之介主演、シルヴィウ・プルカレーテ演出で。蔵とプルカレーテのタッグも恒例になってきたね。どどどどケチのアルパゴンの金に執着するさま、マリ…