2015-01-01から1年間の記事一覧

「ロミオとジュリエット」子供のためのシェイクスピア

びわ湖ホール中ホール K列14番 作 W・シェイクスピア 脚本・演出 山崎清介 このカンパニーの確か第1回公演がロミジュリでしたよね。私は拝見していませんが、でもそのときは演出も加納幸和さんだったし、おそらくまったくちがった作品だったんではないか…

「ジュラシック・ワールド」

爆発的な興行収入を叩き出した全米公開から約2ヶ月!やっと遅まきながら見てきました。やっぱりIMAXで見たいよなーでも近くにないよなー先に普通の3Dで見ちゃうかなーとか迷ったんですけど、やっぱり初見をIMAXにしたいよねってことで夏休みの東京遠征までが…

「八月納涼歌舞伎 第一部」

歌舞伎座 6列29番 ◆おちくぼ物語 完全にシンデレラであった。原典は作者不詳、10世紀頃に書かれた物語らしい。つまるところこういった物語のフォーマットというのは時と場所を選ばずに自然発生するのだろうか。そう思うとちょっとすごい。なさぬ仲の継母にい…

「ウーマン・イン・ブラック」

パルコ劇場 X列15番 原作 スーザン・ヒル 脚色 スティーブン・マラトレット 演出 ロビン・ハ−フォ−ド 斎藤晴彦さんと上川隆也さんの組み合わせで上演したのを一度拝見しています。その時もね、ほんとこわかった、こわかったんだよなあ。今回、なんと斎藤晴…

「八月納涼歌舞伎 第二部」

歌舞伎座 2階1列23番 ◆ひらかな盛衰記 源平絡み、かつ「実は」展開、あんまりわかりやすい話ではないですよね。こういう時こそ(普段借りないけど)イヤホンガイドを借りてみるべきなのか…と観劇後に思ったりしましたが後の祭り。出てくるのが大津の宿で、今…

「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」

おおおおおもしろかったです!!!!公開翌日の土曜日に観に行って、次の水曜日に矢も楯もたまらず吹き替えも見に行ってしまいました。いちおうシリーズ全部見てますが、今回がいちばん好きかもしれない。画像は入場者特典で配られたポストカードのデザイン…

「マクベス」

森ノ宮ピロティホール J列28番 演出 アンドリュー・ゴールドバーグ 蔵之介さんがひとり芝居で「マクベス」をやる、という第一報が出た時はツイッターのタイムラインが「パワーマイム…」とざわ…ざわ…したものですが(実際シャトナーさんは保村大和さんと「ひ…

「人生スイッチ」

アルゼンチン映画。6本の短編のオムニバス。それぞれの話はリンクせず、ただ同じテーマで描かれる。つまるところ「復讐するは我にあり。」人間誰にでも「頭にカッと血が上る」ってことはあると思いますし、その血の上った頭で「〜〜〜〜してやりたい!」(〜…

「歌舞伎NEXT 阿弖流為」東京公演無事千秋楽!

本日7月27日、新橋演舞場公演無事千秋楽を迎えました。めでたい。まずはなにより無事に東京公演を乗り切られたことをお祝いしたい。お芝居のかみさまありがとう。私はといえばもともと初日と前楽、楽日を買ってあったんですが、初日を観た後「これ楽日まで待…

「墓場、女子高生」ベッド&メイキングス

東京芸術劇場シアターイースト C列8番 作・演出 福原充則 福原さんの脚本はここんとこ個人的にほぼはずれなし、という感触で、もちろん今回も面白かった(そして、いろんなキャストで再演を重ねていきたくなる脚本だよなあとも思った)。が、面白かった,と…

「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」いろいろメモ

7月4日に遅ればせながら(本当にな!)日本でも公開になりました「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」。わたくしもIMAXで2回、4DX吹き替えで1回、3D吹き替えで1回とそれぞれのフォーマットで拝見いたしました。台湾で見た時に「やべえ聞き取れてねえ…

「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」台湾で見てきたよ編

このポスター案すっき ことの成り行きはこちらのエントリを見て頂くとして、以下は別所にあげていた鑑賞直後のネタバレ感想メモです。いちおうたたんでおくよ!

「歌舞伎NEXT 阿弖流為」

新橋演舞場 6列31番 作 中島かずき 演出 いのうえひでのり 13年前に上演された「アテルイ」をいつか歌舞伎役者で、というのは染五郎さん自身もずっと念願だったと思いますが、私にとってもこれは念願でした。情報解禁になったときからテンションストップ高で…

「アドルフに告ぐ」

春秋座 8列10番 原作 手塚治虫 演出 栗山民也 脚本 木内宏昌 京都の春秋座、初めて行きました!京都造形芸術大学の中にある劇場。あんないい劇場が校内にある大学とかうらやましいじょ。wikiを見ると原作のストーリーラインはそのまま押さえているようですね…

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

↑このショットのかっこよさ、もーこのまんまですよ。 オリジナルのマッドマックス、たぶん3部作のひとつぐらいはテレビで放送したのを見たことあると思うんだけど、そんなうっすいアレな私が「絶対!初日にIMAXで見るもんねフンフン」と鼻息を荒くしていたの…

「メアリー・ステュアート」

パルコ劇場 D列13番 作 ダーチャ・マライーニ 演出 マックス・ウェブスター 中谷美紀&神野三鈴さんの組み合わせということで、これは見てみたいなと。しかし神野さん最近ほんと引っ張りだこだ。出る舞台出る舞台、すべてにおいて爪痕を残してらっしゃるか…

「わが星」ままごと

三鷹市芸術文化センター星のホール 全席自由 作・演出 柴幸男 再再演。再演を2011年の5月に千種小劇場で見たことは、あの年に起こったさまざまな出来事もひっくるめて忘れがたい体験のひとつです。全席自由で、だけど最後列を選んで座ったのは、あのときとで…

「不倫探偵〜最期の過ち〜」日本総合悲劇協会

本多劇場 A列2番 作・演出 天久聖一/松尾スズキ ニッソーヒ、日本総合悲劇協会名義でしたが、ちょっと「変わりニッソーヒ」という趣でしたでしょうか。天久さんと松尾さんの共同作・演出。ということもあってか、松尾さんがまさに出ずっぱり!ご自身の作だ…

「戯作者銘々伝」こまつ座

紀伊國屋サザンシアター 10列1番 作・演出 東憲司 キャストと題材に惹かれて足を運びました。この、蔦屋重三郎をはじめとする戯作者、浮世絵師たちの話って、なんか昔から心惹かれるんですよね。物語は三途の川、一幕ではこの世を去った蔦重や山東京伝らが「…

「聖地X」イキウメ

ABCホール F列2番 作・演出 前川知大 「プランクトンの踊り場」の改訂改題再演とのことですが、そちらは未見です。聖地X、いいタイトルですね。きわめて特定された場所を示す「聖地」という言葉と、Xという未知数との組み合わせ。まさしくそういう舞台で…

「オールスターチャンピオンまつり 五右衛門vs轟天」

シアターBRAVA E列34番 作 中島かずき 潤色・演出 いのうえひでのり 劇団新感線、35周年だそうでございます。目出度い。目で鯛。今回は35周年記念興行ということで大阪を皮切りに福岡、東京と全80公演?もっと?夏が始まる前に始まり夏が終わる頃に終わる。…

扇田さんのこと

扇田昭彦という名前をいつ頃覚えたのかは正直なところすでに遠い記憶の彼方なのだが、いずれにしろ、それが私が初めて覚えた劇評家の名前であることはまちがいない。私は高校2年生で第三舞台に出会い、演劇、芝居というものを見始めた。つまり私はその頃、ど…

「ART」

南座 8列9番 作 ヤスミナ・レザ 演出 パトリス・ケルブラ 真っ白のキャンバスに、良く見ないとわからない、斜めの線が描かれている。そんな絵。この絵をとある男が買った。500万円で。500万の絵の価値をめぐって、友人三人それぞれの価値観があぶりだされて…

「パレードへようこそ」

わーーんすっごくよかった!!!映画館で予告編見た時から「好きそう(私が)」と思っていたけどやっぱり好きだった!!公開から結構日にち経っているけど地方はこれから上映開始ってとこも多そうなので興味のある方は是非にもだ!!舞台は1984年、ウェール…

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」見てきたよ!(めっちゃネタバレ!!)

というわけで、台湾で「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」見てきたわけですが、さすがに映画本編の感想は鍵かけた方がいいだろう…ということでこちらに。今まで海外で王の帰還とホビット2部見てるし、海外遠征のハードルが低い、のはいいんだけど…

「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」見てきたよ雑記(ネタバレなし)

ウルトロンさんはいりまーすイエーイ!アベンジャーズ:エイジオブウルトロンを見に台湾まで行ってきちゃいました!どうした!俺!いつの間にそんなハマった!というか、一度「王の帰還」のときに「映画見るため海外遠征」やっちゃってるから、そのあとのホ…

「バードマン」

かつてヒーロー映画に主演して一世を風靡したが、いまは見る影もなく落ちぶれてしまったひとりの俳優。かれは再起をかけてブロードウェイでの舞台を製作する。「落ち目の役者がイメージ脱却のためにアートな舞台に挑戦」。そんなレッテルを貼られかねない舞…

「ウィンズロウ・ボーイ」

新国立劇場小劇場 C6列1番 作 テレンス・ラティガン 演出 鈴木裕美 じてキンで「ラティガン祭り」をやったときは、裕美さんはこの「ウィンズロウ・ボーイ」は演出してないんですね。あの「ラティガン祭り」は、裕美さんが演出した「ブラウニング・バージ…

「ベター・ハーフ」

本多劇場 E列2番 作・演出 鴻上尚史 鴻上さんが本多で新作、ときいてエッ本多!とまずそこに食いついてしまったという。鴻上さんが本多でやるの久しぶりなんじゃないでしょうか?第三舞台時代に、本多でなかなか快心のあたりが出ず「本多は連戦連敗ですね…

「追憶のアリラン」劇団チョコレートケーキ

東京芸術劇場シアターイースト 全席自由 脚本 古川健 演出 日澤雄介 劇団チョコレートケーキ、「親愛なる我が総統」に続いて2回目。パラドックス定数といい、最近フィクションとノンフィクションの境界線を描いてるあたらしい劇団に惹かれる傾向にあるなあ。…