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「天までとどけ」シベリア少女鉄道

THETER TOPS K列9番 作・演出 土屋亮一 ネタバレ書くのがもったいないなあ。絶対、見た方が面白いもん。色々なところの前評判を聞いていて、壮大な前振りの後に来る「オチ」というのを楽しみに、そして見ている間中「一体どんなオチが!?」と構えて見てい…

「DEEPキリスト狂」

下北沢駅前劇場 B列8番 初・毛皮族。駅前劇場自体もすごく久しぶりで、ちょっとどきどき。席がちょうど花道ぞいで前から3列目だったので、近さにも驚き、花道を役者が駆け抜けるたびに舞い上がるほこりにも驚いた。開演時間がいつもけっこう押しがちだと…

「ポロロッカ〜料理・掃除・洗濯」

青い鳥A・LIVE ドーンセンターホール 全席自由 作 葛西佐紀・芹川藍 演出 芹川藍 前回の「Tokyo,Paris,London,SAKURA」があまりに好きだったんで、これを東京で去年やったときも見たいなあ、と思っていたんですがこんなにタイミング外してきてくれました(笑…

「美しきものの伝説」

紀伊国屋ホール B列10番 作 宮本研 演出 マキノノゾミ 大正ロマン華やかなりし頃、社会は貧しくも新しい文化が花開いた時代。それぞれの信じる主義・理想・夢・愛のためにひたすら駆けていった人々。未来に希望を求めて行動する大正期の芸術家・社会活動…

「ア・ラ・カルト」

MIDシアター Bブロック7列1番 演出 吉澤耕一 昔から観たいと思ったものや評判のいいものは出来るだけチェックするようにしていたので、あああれ観ておけば良かったなあと思うものは少ない方、だと思う。もちろん大人計画とかあーもっと早く出会いたか…

「CVR〜チャリー・ビクター・ロミオ」 燐光群

伊丹AIHALL A列16番 演出 坂手洋二+ロバート・バーガー+パトリック・ダニエルズ+アービン・グレゴリー CVRというのはコックピット・ボイス・レコーダーの略。この芝居は、実際に起こった6つの航空機事故で回収されたCVRのスクリプトから、その様子を…

「裏日本」 猫のホテル

下北沢スズナリ D列8番 作・演出 千葉雅子 えっと・・・いまいちつかみ所のないまま終わってしまったというか・・・。今年大阪に来てくれた「起きてる者はいないのか!」がすごく面白かったので、他の本公演も見てみたいなあと思っていたんだけど、今回の…

「3つの事情」 泪目銀座

近鉄小劇場 D列13番 作・演出 福島三郎 同じシュチュエーションの物語を、男女二つのバージョンでやってみようという公演。出来ればどちらも観たかったんですが男性版はどうにもこうにも仕事で行けず、女性版のみの観劇。結婚相談所の旅行ツアーに参加し…

「スターダストメモリー」 コンドルズ

中之島リサイタルホール I列26番 構成・振付・演出 近藤良平 なーにが観たくてコンドルズ観にきちゃうんだろうなあとぼんやり思ってみたんですが(笑)。コントもぬるいっちゃあぬるいし、だれる部分がない訳じゃないし、ダンスだってメンバー全員がもの…

「きらら浮世伝」扉座

近鉄小劇場 E列9番 作・演出 横内謙介 江戸時代に実在した版元「蔦屋重三郎」のお話。戯作では山東京伝、滝沢馬琴、大田南畝ら、絵師では歌麿、写楽を世に出した、実在の人物(これがすごいよな!)の生き様を描いた物語。今で言うところの、編集者ってポ…

「奇人たちの晩餐会」

近鉄劇場 ZC列22番 作 フランシス・ヴェベール 演出 荻野繁 去年だか一昨年だかに見た「七人ぐらいの兵士」がすごく面白くて、芝居的な要素が薄味といえどもさんまさんのお笑い動態視力の神髄を垣間見せてもらうことが出来たので、今回も当たったらいい…

「ハムレット」

世田谷パブリックシアター 1階M列1番 作 W.シェイクスピア 演出 ジョナサン・ケント もう何回も言ってるししつこいと言われそうだけど、やっぱしハムレットって辛気臭い話ですよね・・・じゃあ見に行くな!ってか。いやほんとにそのとおりだと思うです…

「木の皿」

加藤健一事務所 近鉄小劇場 D列8番 作 エドマンド・モリス 演出 久世龍之介 あらすじを聞いたときに、佐江衆一さんの「黄落」という小説のことを思い出したのだけれど、それよりもまだ救いがあるとはいえイヤー、重いです。あたりまえだけれどこの「老い」…

「エレファント・バニッシュ」

シアタードラマシティ 13列13番 原作 村上春樹 演出 サイモン・マクバーニー 題材になった村上春樹の短編3つは未読のまま見に行ったのですが、いやー想像と違ってけっこう楽しめた!東京公演の評判はキビシイものがあったみたいで、村上春樹だしコンプ…

「ヴァニティーズ」

近鉄小劇場 B列10番 企画・出演・演出 三軒茶屋婦人会 去年ストーンズ・イン・ヒズ・ポケッツを見たときの読後感、じゃないや観劇後感と非常に似ておりますな。なんというか「苦すぎ!」っつーか「コメディ・・・なの?」っつーか。向こうではストレート…

「奇跡の人」

近鉄劇場 J列24番 演出 鈴木裕美 気がついたときから上演されていたんだよねえ。もうずいぶん昔に、大竹しのぶがサリバンなんてぴったりだなあと思った記憶はある。あるんだが、なんだか全面漂う「真面目そう」な雰囲気に今までずっとスルーしてきた。小…

「人間合格」

こまつ座 新宿サザンシアター 16列4番 作 井上ひさし 演出 鵜山仁 こまつ座ってなんだかいつもラストの展開予想を裏切られるんですが・・・。決して安易に幸せになんかしないよね、登場人物を。笑いをまぶしてあるとはいえ、今回も最後の方にかなり痛烈な…

「そなたも同じ野の花か」

松竹座 4列24番 田村正和主演 いやーもうどこから書いていいか戸惑うほどツッコミどころ満載で(笑)とは言いながら結構楽しかったですけどね。主人公の腕下主丞が「こんな男絶対嫌!」って言いたくなるくらいのマザコンで、二言目には「母がー、母がー」…

「百鬼夜行抄」  花組芝居

近鉄小劇場 L列1番 脚本 わかぎえふ 演出 加納幸和 本当に久しぶりに観る花組芝居。原作の今市子さんの漫画が大好きなので、加納さんにも植本さんにも会いたかったし(笑)、足を運んでみました。「妖怪の出てくるサザエさん」という前評判も聞いていたの…

「トーキョー・ボディ」  遊園地再生事業団

シアタートラム E列8番 作・演出 宮沢章夫 えーと・・・。まあなんともコメントのしようが・・・。ダメ、とか、嫌い、とかそれすらも私には言えないっす。だって、わかんなかったんだもん(汗)途中で考えることをやめてみたがそれでもだめでした。なんで…

「起きてる者はいないのか!」 猫のホテル

扇町ミュージアムスクエア 全席自由 作・演出 千葉雅子 その昔「聖書物語」という文庫本を手垢が付くほど読み倒し、新約や旧約のそういった「物語ネタ的においしい部分」が非常に好きだった私としては映画「ジーザス・クライスト・スーパースター」をまんま…

「ア・ラ・カルト」

MIDシアター Aブロック6番 構成・演出 白井晃 思い起こせば十ン年前、ここMIDで遊機械の「僕の時間の深呼吸」を観て「ここの劇団は肌に合わない」と判断してしまい(今思えば風邪のせいだったかもしれない)、それ以来律儀にDMをくれ続ける遊機械さんに…

「2003年サーフィン」  コンドルズ

アートコンプレックス1928 全席自由 構成・演出・振付 近藤良平 年末恒例、京都の冬のコンドルズ。京都の会場のアートシアターコンプレックス1928がすごく良い雰囲気なので、ここでのコンドルズは見逃したくないのだ〜。今回はちょっと席が悪くて、…

「ハムレット」

新神戸オリエンタル劇場 N列33番 作 W・シェイクスピア 演出 栗田芳宏 ハムレットなんてもうもちろん話知ってるし展開知ってるし、基本的に鬱陶しいことこの上ない話だ(と私は思う)し、休憩はさんで3時間の上演予定見たときには一瞬気が遠くなりかけ…

「おかしな2人 男編」

シアタードラマシティ 1列35番 作 ニール・サイモン 演出 鈴木裕美 最初に男編を見たのが良かったのか悪かったのか、って感じなのですが、やはり男編の方が話に破綻無く見れたような気がします。1幕のドタバタがこの作品の最初の山場だと思うんですが、…

「おかしな2人 女編」

シアタードラマシティ 2列30番 作 ニール・サイモン 演出 鈴木裕美 特段何がダメ、というのではないんですが、物語の筋立てのちょっとした「飲み込めなさ」がなんとなく最後まで気になってしまった印象が強かったなぁ。週末の夜女友達だけで(既婚者含む…

「これはあけぼの」  泪目銀座

シアタードラマシティ 9列38番 脚本・演出 福島三郎 「これはあけぼの」というタイトルはいまいちピンとこないなぁ、清少納言のアレから取ってるんだろうけどなぁとか思っていたんですが、いやー見終わってみると非常にいいタイトルですな。 どうなんでし…

「詩のしの詩」  宇宙堂

近鉄小劇場 G列27番 作・演出 渡辺えり子 一番目の畑に日が昇り二番目の畑に日が沈む三番目の畑に月が出る四番目には何もない何もない畑でうたをうたうどんなうたなのか誰も知らない さしずめ私は四番目の畑に焦がれる一番目の畑ってところでしょうか。役…

「ストーンズ・イン・ヒズ・ポケッツ」

近鉄小劇場 D列13番 脚本 マリー・ジョーンズ 演出 イアン・マッキルヒニー こんなダークな話だと思ってなかったんで、まずそれに驚いたんですけど。だってタイトルの「ストーンズ・イン・ヒズ・ポケッツ」が自殺した友人のポケットの中の小石だなんて、…

「おやすみの前に」

シアタードラマシティ 5列34番 作 福島三郎 演出 宮田慶子 前評判では「話自体は読めてしまうがとにかく蔵之介最高!」という声が多かったんですが、うん、まさにその通り!っつーか(笑)付け加えるところなし!って感じでしょうか。うたい文句にあるよ…