「三月大歌舞伎 夜の部」

歌舞伎座 1階9列34番 「於染久松色読販」。玉三郎さんの土手のお六、仁左衛門さんの喜兵衛の顔合わせ。お染の七役は七之助さんで拝見したことがありますが、そのときも(あの早替えが大きな眼目となっている中)じっくり見せてもらえるこの莨屋のシーンはと…

「FUN HOME ファン・ホーム ある家族の悲喜劇」

シアタークリエ 4列18番 原作 アリソン・ベクダル 脚本 リサ・クロン 演出 小川絵梨子 2015年のトニー賞受賞作品を小川絵梨子さんがミュージカルを初演出、プレビュー時のシアターゴアーなみなさまの評判がとても熱く、上京のタイミングにむりくりスケジュー…

走れば間に合う、そう思って走れ

観劇を趣味にしていると、いや、観劇に限ったことではないかもしれないが、基本的に「劇場」で「ナマ」で観ることが主軸となる観劇には、多くの場合、「私はあの作品に、あの役者に、あの時代に間に合わなかった」というような後悔がつきものだったりする。…

「TERROR テロ」

兵庫県立芸術文化センター中ホール 1階M列1番 作 フェルディナンド・フォン・シーラッハ 演出 森新太郎 面白かったです!!!これまた今年のベストに間違いなく食い込んできそうな作品。もともといわゆる「法廷もの」ジャンルが大好きで、L.A.ロー、ザ・プ…

「アンチゴーヌ」

ロームシアター京都サウスホール B4列12番 作 ジャン・アヌイ 演出 栗山民也 最初は見る予定じゃなかったんですが、東京公演をご覧になった池田成志さんの感想がなかなかよさげな感じだったのと、観た方が皆「生瀬さんがかっこいい」というので、そうで…

「ヒッキー・ソトニデテミターノ」

東京芸術劇場シアターイースト 作・演出 岩井秀人 2012年にパルコプロデュースで初演。今回はハイバイ公演として、初演で登美男を演じた吹越満さんに代わり、岩井さん自身が登美男を演じる。自分でこういうのホンット厚顔無恥とはこのことかって感じなんだけ…

「二月大歌舞伎 夜の部」

歌舞伎座 2階3列10番 「熊谷陣屋」。幸四郎さんの襲名演目。芝翫さん(当時橋之助さん)と吉右衛門さんの熊谷直実を観たことがあります。直実、義経、相模、藤の方の心理戦というか、台詞に出てこないやりとりに面白さがあるので好きな演目。二月は昼の部の…

「スリー・ビルボード」

…人間とは多面体であって、鯨を保護した同じ手で便所の壁に嫌いな女の電話番号書いて…マーティン・マクドナー脚本・監督。おもしろかったです!!!間違いなく2018年のベスト級に残ってくる作品でした。幕切れのその一瞬まで私にとってはほぼ完ぺきともいえ…

「バーフバリ 王の凱旋」

S・S・ラージャマウリ監督、インド映画です!1作目の「伝説誕生」も日本でちょっと話題になりましたが、2作目はそれを上回る勢いのバーフバリ旋風!1作目はWOWOWで放送したのを録画してあったんですけど、とりあえず映画館で見るのを優先しよう!と思って「…

後藤ひろひと大王の脚本はやっぱりすごいという話

T-Worksの「源八橋西詰」、さきほど千秋楽の幕が開いたところですかね。わたしもいくつか感想を探して読んでみましたが、大王の脚本のすごさ、ベテラン久保田さん&坂田さんの手練れぶりとともに丹下さんへの絶賛も多く、見事にプロジェクトの目的を果たして…

「パディントン2」

ポール・キング監督。1作目がたいへん面白かったので続編も楽しみにしておりました!いやーーほんと、よくできてたね。面白くて泣けてカワイイが盛りだくさんなのはもちろんなんだけど、個人的にはなにより「いやーよくできてる!!!」と思わず唸ってしまい…

シネマ歌舞伎「京鹿子五人娘道成寺/二人椀久」

引越してからシネマ歌舞伎をやっている映画館に行くのがなかなか大変になってしまい、足が遠のいていたのですが、先日Eテレでやっていた「伝心 玉三郎かぶき女方考」での玉三郎さまによる「京鹿子娘道成寺」の実演と解説(ほんとこんな贅沢な番組を企画して…

「キングスマン ゴールデンサークル」

マシュー・ヴォーン監督!全米公開はもうずいぶん前だったのでだいぶ待たされたね!お待ちかねの続編です!第1作も好きなひとは好きだけど一定数受け付けないひともいる…みたいな感じだったと記憶しているんですが、まあその作風は今回も同じですよね。好き…

言葉の泉に水路を繋ぐ

tv

お正月の特番に「座・中村屋」という、勘九郎さんが藤原竜也さんと、七之助さんが宮藤官九郎さんと、そしてご兄弟そろって大竹しのぶさんと対談するという番組があった。勘九郎さんと藤原竜也さんのコンビが大好きなことで名高い私ホイホイのような番組であ…

「ジャコメッティ 最後の肖像」

スタンリー・トゥッチ監督。ジェフリー・ラッシュがジャコメッティの晩年を演じています。90分の作品で、舞台もほぼジャコメッティのアトリエで進行しますし、なにか波乱万丈の物語が展開する!というタイプの作品ではもちろんなく、当時「フランスで最も成…

「源八橋西詰」T-works

一心寺シアター倶楽 C列9番 作・演出 後藤ひろひと 女優の丹下真寿美さんをできるだけ沢山の人に見てもらいたい!というところから始まったユニット「T-works」の第1弾。96年に初演された遊気舎の作品を、なんと!後藤ひろひと自らが演出して出演もするとい…

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「壽初春大歌舞伎 昼の部」

歌舞伎座 1階11列29番 高麗屋三代同時襲名ということで豪華な顔ぶれの揃うお正月の歌舞伎座に行ってまいりました。お昼の部は「箱根霊験誓仇討」「七福神」「車引」「寺子屋」。襲名演目は車引と寺子屋ですね。「箱根霊験誓仇討」は勘九郎さん、七之助さん、…

「髑髏城の七人 season月」(下弦・上弦)

IHIステージアラウンド東京 19列51番・20列51番 作 中島かずき 演出 いのうえひでのり 2017年の内に見たいなと思っていましたが前半はチケット運に恵まれず、年明け早々に2日連続で見ました。観た席もほとんど同じ(1列違いの同番)で、キャスト総入れ替えと…

よかった映画2017

松の内も明けた今頃になってまだ回顧!いろいろ追いついてませんができることから一歩ずつだよ! というわけで2017年に見た映画の本数は30本(リピート含まず)!過去最高です。しかしこのあたりが限界でしょう正直。って2年前も同じこと言ってましたね。と…

2017年のベスト

総観劇本数50本(リピート含まず)。去年が37本で、「なんとなく50に届かないまでも40〜45ぐらいは観ておきたい」と書いていたので有言実行だぜイエイ。 ということで2017年に観劇したものでよかったもの5本(見た順)。★「皆、シンデレラがやりたい」 ★「天…

花組公演「ポーの一族」

宝塚大劇場 22列12番 脚本・演出 小池修一郎 初日!元日に行ってきました。観劇歴長くても元日に芝居の予定を入れたのはさすがにはじめてです。大劇場自体は子供のころいちど「ベルばら」を観に連れてこられたことがあるんですけど、もはや記憶もおぼろ!な…

「ロッキー・ホラー・ショー」

森ノ宮ピロティホール T列46番 脚本・作詞・作曲 リチャード・オブライエン 演出 河原雅彦 いのうえさんの演出で上演されたのが6年前になりますか、新たに河原総代を演出にすえての上演でございます。主演は同じく古田新太。いのうえさんの演出も楽しかった…

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」

「フォースの覚醒」に続くエピソード8!正史スターウォーズサーガ2年ぶりの新作です。前作のJ.J.エイブラムスから監督を引き継いだのはライアン・ジョンソン。前回レイがルークを訪ねていくところでto be continuedとなったわけですが、もうまんまそこから…

「吉例顔見世興行 夜の部」

京都ロームシアター 1階1列14番 南座改修中につき、今年の顔見世はロームシアターで!岡崎ほんと雰囲気あって好きなんだけど人が多い、よね…(当たり前)。 「良弁杉由来」。初見です。鴈治郎さんの福々しい大僧正とその母を演じる藤十郎さん。歌舞伎のお得…

「ローガン・ラッキー」

スティーブン・ソダーバーグ監督。チャニング・テイタム、アダム・ドライヴァー、ダニエル・クレイグとキャストも豪華!アメリカの片田舎でいかにも冴えない生活を送るローガン兄弟。兄はアメフトの花形選手(つまり学生時代ヒエラルキーのトップに君臨して…

「ジャスティス・リーグ」

DCユニバース作品、ヒーロー&ヒロインがどどんと揃い踏みでごじゃます!監督は引き続きザック・スナイダーの予定だったんですが、ご家族の事情で戦線離脱され、そのあとを引き受けたのが「アベンジャーズ」を監督したジョス・ウェドン。すごいねマーベル大…

「Gifted/ギフテッド」

マーク・ウェブ監督。今年の春にアメリカで公開されて、小品ながらなかなかの高評価を得ていたという評判が聞こえてきてて、楽しみにしていました。なぜそういう評判が聞こえてきていたかというと主演がクリス・エヴァンスさんだからですよ!いやー、しみじ…

「マイティ・ソー バトルロイヤル」

ソー単独3作目、タイカ・ワイティティ監督。いやー最高でしたね!面白かった…単純にげらげら笑える面白みもありつつ大画面だからこその迫力と高揚もあり、堪能しました。当初は監督から「MCUの今までの作品全然見てない」とか「前2作は気にしない」などなど…